はじめに|車検は「通す」だけじゃもったいない
車検の時期が近づくと、どうしても気になるのが「費用」ではないでしょうか。
見積もりを見て「思ったより高い…」と感じたり、「とりあえず通ればいいや」と最低限の整備だけにしたりする人も多いですよね。
でも実は、車検には“絶対にケチってはいけない”部分があります。
それが「命を守るための消耗品交換」です。
ブレーキフルードや冷却水、プラグなどは、普段あまり意識しないけれど、放置すると走行中に重大なトラブルを招くことも。
車検は単なる「合格のための検査」ではなく、愛車を安全に長く乗り続けるためのメンテナンスチャンスなんです。
この記事では、車検で交換を怠ると危険な消耗品5選と、整備士に「交換を勧められたら断らない方がいい部品」をわかりやすく紹介します。
費用を抑えつつ、安心して車に乗るためのコツを一緒にチェックしていきましょう🚗💨
車検時に交換必須な消耗品5選
ここでは、車検時に「必ず交換しておきたい」5つの消耗品を紹介します。
これらを後回しにすると、思わぬトラブルや高額修理につながることも…。
安全性とコスパの両面から見ても、車検時にしっかり交換しておくのがベストです。
① ブレーキフルード(ブレーキオイル)
ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏んだ力を油圧で伝える大切な液体です。
ところが時間が経つと空気中の水分を吸って劣化し、沸点が下がって気泡が発生(ベイパーロック現象)することもあります。
そうなると、ペダルを踏んでもブレーキが効かなくなる危険な状態に…!
さらに、水分によるサビや内部腐食も発生します。交換目安は2年ごと(車検ごと)。
「まだ使えそう」と思っても、命を預ける部品だからこそ必ず交換しておきましょう。
② 冷却水(LLC/スーパーLLC)
冷却水はエンジンを適温に保つための液体で、凍結防止・サビ防止・泡立ち防止といった機能を持っています。
ただし、時間が経つとこれらの性能が落ち、冷却効果が弱まったり、内部が錆びたりすることも。
交換目安は以下の通りです:
- 通常タイプ(LLC):2〜3年
- 長寿命タイプ(スーパーLLC):7〜10年
LLCを使っている方は車検ごとに交換、またはこのタイミングでスーパーLLCに切り替えるのもおすすめです。
③ ラジエーターキャップ
「ただのキャップ」と侮るなかれ。
ラジエーターキャップは冷却系の圧力をコントロールする重要なパーツです。
弁の劣化によって圧力が逃げなかったり戻らなかったりすると、オーバーヒートや冷却不良の原因になります。
推奨交換時期は1〜2年。価格は1,000〜2,000円程度と安価なので、車検時に新品にしておくのが安心です。
④ スパークプラグ
エンジンの着火役を担うプラグも、長く使うと電極が摩耗し、始動不良・加速低下・燃費悪化を招きます。
- 一般プラグ:2万km前後
- イリジウム・白金プラグ:10万km前後
とはいえ、すべてのプラグが「10万km保証」ではありません。
車検時に点検してもらい、摩耗していたら迷わず交換しましょう。
⑤ タイヤローテーション
最後は「交換」ではなく入れ替え作業(ローテーション)です。
前後・左右の摩耗を均一にして、タイヤ寿命を伸ばします。
特にFF車ではフロントが早く減るため、車検や1年点検でローテーションするのがおすすめ。
※ただし、回転方向指定タイヤや前後異サイズ車は対象外です。
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ここまでが、車検時に「絶対に交換しておきたい」5つの消耗品です。
次は、整備士に「交換を勧められたら断らない方がいい部品7選」を見ていきましょう。
車検時に交換を勧められたら断らない方が良い部品7選
ここからは、整備士に「交換を勧められたけど、どうしようかな?」と迷いやすい部品を紹介します。
これらは毎回交換が必要なわけではありませんが、放置すると故障や安全性の低下につながることも。
「まだ使えそう」と思っても、プロに交換を勧められたら素直に従っておくのが安心です。
① 各種ブーツ類(ドライブシャフトブーツ・ステアリングブーツなど)
ブーツは可動部分の関節(ジョイント)を覆うゴム製のカバーで、内部にグリスを閉じ込めて摩擦を減らす役割を持ちます。
しかし、ゴムは経年で硬化・ひび割れしやすく、破れたまま走行すると内部のジョイントが壊れて高額修理になることも。
特にドライブシャフトブーツの破れは車検不合格の対象です。
10万km前後が交換目安なので、車検時には必ず点検してもらいましょう。
② バッテリー
最近の車は「充電制御機能付きバッテリー」が多く、寿命の限界まで性能を保ったまま突然ダメになるケースが増えています。
昔のように「エンジンがかかりにくい」「ライトが暗い」などのサインが出にくいため、見た目だけで判断するのは危険です。
寿命はおおよそ2〜4年。特に短距離運転や夏・冬の酷使で早く劣化する傾向があります。
車検時には電圧だけでなくCCA値(始動性能)を測ってもらうのが理想です。
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電圧だけでなくCCA値も測定できる高性能テスター。
バッテリー交換のタイミングを見極めたい方にぴったりです。
③ ワイパーゴム
ワイパーは雨の日の視界を確保する命綱。ゴムが劣化すると拭きムラが出て、前方が見えにくくなります。
目安は半年〜1年。外気・紫外線の影響で早く劣化するので、車検時に勧められたら交換を。
④ ブレーキパッド・ローター
ブレーキパッドは摩擦材で、ローターに押し付けることで減速します。
摩耗すると制動距離が伸び、金属音が出ることも。ローターまで傷つくと修理費が倍増します。
交換目安は、パッドが残り3mm以下・ローター厚が限界値に近づいたとき。
「あと少しだから大丈夫」と思っても、1年後の車検までは持たない場合も多いので注意です。
⑤ エアクリーナー(エアフィルター)
吸気側のフィルターで、エンジン内にゴミが入るのを防ぐパーツ。
汚れが溜まると吸気量が減って燃費悪化・出力低下を招きます。
目安は5万kmですが、砂ぼこりが多い地域では半分の距離でも交換が必要です。
⑥ エアコンフィルター
車内の空気をきれいに保つためのフィルターで、花粉やPM2.5もキャッチします。
交換を怠るとエアコンの効きが悪くなり、ガラスが曇りやすくなることも。
1年に1回、車検時の交換がちょうどいいタイミングです。
⑦ 発炎筒(非常信号灯)
発炎筒の有効期限は4年と法で定められています。
期限切れのままだと、火がつかない・炎が小さいなど、いざという時に役に立たないリスクも。
最近ではLED式の非常信号灯が主流になりつつあり、燃え尽きるタイプよりも長持ちで安全です。
特に夜間やトンネル内でのトラブル時は、視認性が高いLEDタイプが安心です。
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車検対応・電池式で長寿命。発炎筒の代わりに常備しておくと、万が一のトラブルでも安心です。

ここまでが「交換を勧められたら断らない方がいい」部品たちです。
どれも安全と安心に直結する大切なパーツばかり。迷ったら「安全優先」で判断しましょう。
あわせて点検したい安全・節約ポイント
「ブレーキと冷却系はOK!」という方も、見落としがちなのがタイヤの空気圧。
空気圧が低いだけで、燃費悪化・パンク・編摩耗(片減り)・制動距離の悪化といったリスクが一気に増えます。
空気圧が低いと何が起きる?
- 燃費が落ちる:転がり抵抗が増えてガソリン代がアップ。
- タイヤ寿命が短くなる:外側の肩減りや偏摩耗が進行。
- ハンドリング悪化:フニャっとした挙動で緊急回避がしづらい。
- バーストのリスク:高速走行時は特に危険度が上がります。
基準空気圧の調べ方&点検頻度
- 基準値:運転席ドアを開けた内側のステッカー、または取扱説明書に記載。
- 頻度:月1回+長距離の前後。季節の変わり目(気温変化)も要チェック。
- 測るタイミング:走行前などタイヤが冷えているとき(冷間時)。
自分でできる空気圧チェック手順
- エアバルブのキャップを外す。
- 空気圧計をまっすぐ押し当て、表示値を確認。
- 基準値に合うよう補充/減圧する。
- キャップを確実に締める(砂や水の侵入を防止)。
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ホイールにセンサーを取り付けるだけで、室内ディスプレイに空気圧・温度をリアルタイム表示。
低圧アラートでパンクの前兆に気づけるので、高速道路や通勤でも安心です。

なお、車検をきっかけに維持費の見直しもおすすめ。
タイヤの管理や定期メンテとあわせて、自動車保険の補償内容・保険料も年1回はチェックしておくとムダが減らせます。
まとめ|小さな節約より“安全最優先”が結果的におトク
車検は「合格」だけが目的ではありません。
ブレーキフルード・冷却水・ラジエーターキャップ・スパークプラグ・タイヤローテーションの5つは、後回しにすると安全性や修理費で大きく損をする代表格。
さらに、整備士から交換を勧められたブーツ類・バッテリー・ワイパー・ブレーキパッド&ローター・エアクリーナー・エアコンフィルター・非常信号灯も、迷ったら安全優先で判断を。
私の結論はシンプルです。
「小さな節約で大きなリスクを背負わない」こと。これが、愛車を長く・安く・安心して使ういちばんの近道です。
そのうえで、月1回の空気圧チェックや、バッテリーのCCA測定などの“小さな習慣”を続ければ、トラブルはぐっと減らせます。
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よくある質問
- Q「今回は通るので次回の車検で交換」はアリ?
- A
摩耗や劣化の“余寿命”が短い場合はおすすめしません。
ブレーキ・冷却系・視界(ワイパー)など安全に直結する部位は、「次までに悪化しやすい」ため、車検時点で対処した方が結果的に安上がりなケースが多いです。
- QどこまでDIYしてOK?
- A
空気圧チェック、ウォッシャー液補充、バッテリーの健康チェック(テスター使用)、エアクリーナー確認などはDIY可能。
ただしブレーキフルード交換や冷却系の整備は、誤作業のリスクが大きいため整備工場での実施が安全です。
- Q車検見積もりが高い…費用を下げるコツは?
- A
「不要な交換を削る」より、状態に応じた適正交換+長寿命部品の採用が有効です。
また、車検を機に自動車保険の補償・保険料の見直しを年1回行うと、トータルの維持費を下げやすくなります。






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