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車に詳しい人ほど“やらない”メンテナンス5選|善意が車の寿命を縮める理由

DIYメンテナンス入門

はじめに|「良かれと思った節約」が車を壊す理由

こんにちは、今日はちょっとドキッとするお話から始めますね。

燃費を良くしたい。
消耗品はできるだけ長く使いたい。
メンテナンス費用は、なるべく抑えたい。

これ、全部間違った考えじゃありません。 むしろ、多くの人が自然にそう思うポイントです。

でも実は――
「良かれと思ってやっていること」が、車の寿命を静かに削っているケースが少なくないんです。

面白いのがここからで、
車に詳しい人ほど、あえてやらないメンテナンス習慣がいくつもあります。

理由はシンプル。
現代の車は「気合」や「我慢」で長持ちするようには作られていないから。

電子制御、精密化したエンジン、ATやCVTの構造、オートエアコン…。 仕組みを知らずに昔ながらの節約術を当てはめると、
逆に部品を傷めてしまうことがあるんですね。

この記事では、

  • なぜ車に詳しい人ほど「やらない」のか
  • 一見エコに見える行動が逆効果になる理由
  • 今日からできる、正しい考え方

このあたりを、専門用語はかみ砕きつつ、 でも中身はしっかり解説していきます。

「自分、ちょっと当てはまるかも…」と思った方ほど、 ぜひ最後まで読んでみてくださいね😉




車に詳しい人ほど“やらない”メンテナンス・習慣5選

① 下り坂でのN(ニュートラル)レンジ走行

「下り坂ではNに入れて、惰性で走ったほうが燃費がいい」
これ、昔からよく聞く話ですよね。

でも、今の車ではこの考え方はほぼ完全に逆効果です。

現代のAT車は、Dレンジのままアクセルを離すと燃料カットが働きます。 つまり、エンジンは回っていてもガソリンは噴射されていません。

一方でNレンジに入れると、エンジンはアイドリング状態になります。 この時点で燃料は普通に消費されているんですね。

それだけなら「燃費が悪くなるだけ」で済む話ですが、 本当の問題はAT内部にあります。

ATは内部のオイルポンプによって、 ギアやクラッチを潤滑・冷却しています。

走行中にNレンジへ入れると、この油圧や潤滑が不十分になる車種もあり、 じわじわとATの寿命を削っていく原因になります。

車に詳しい人ほど、 「燃費のためにATを犠牲にする」選択はしません。

ちなみに、AT車でやりがちなNG操作は他にもあります👇

燃費を気にするなら、 操作を工夫するより「車の仕組みに任せる」。 これが今の車と長く付き合うコツです。


② 指定値を大幅に超えるタイヤの空気圧設定

燃費を少しでも良くしたくて、
「空気圧は高めが正義」と思っていませんか?

たしかに、空気圧を上げると転がり抵抗は減ります。 でもそれはメーカー指定値の範囲内での話。

指定値を大きく超えた空気圧設定は、 燃費よりも先にデメリットが目立ち始めます。

  • タイヤの中央だけが減る偏摩耗
  • 段差の衝撃がダイレクトに足回りへ伝わる
  • 雨天時のグリップ低下
  • ホイールベアリングやサスペンションへの負担増

特に怖いのが、
「自分では気づかないうちに安全マージンを削っている」こと。

車に詳しい人ほど、
空気圧を「感覚」ではなく数値で管理します。

そのためにあると便利なのが、 正確に測れるデジタルエアゲージです。

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ガソリンスタンドのメーターは意外と誤差があるので、 自分の基準器を持っておくと失敗しにくいですよ😊

また、車種や使い方によって 「適正な空気圧の考え方」は少し変わります。

より詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください👇

燃費を取りに行って、 乗り心地と安全性を捨てる――
それが一番コスパの悪い選択です。




③ エアコン(ACボタン)のこまめなオン・オフ

夏でも冬でも、
「燃費が悪くなりそうだからACはなるべく切る」
こんな使い方をしている人、意外と多いです。

でもこれ、オートエアコン搭載車ほど逆効果なんですよ。

オートエアコンは、
設定温度・外気温・車内温度をもとに、
コンプレッサーの作動を自動で最適制御しています。

つまり、

  • 必要なときだけ作動
  • 負荷がかからないよう調整
  • 無駄な稼働はしない

という前提で設計されているんですね。

ここで人が手動でACをオフにすると、 どうなると思いますか?

再びオンにした瞬間、 車内を一気に設定温度まで戻そうとして コンプレッサーに大きな負荷がかかります。

結果として、

  • 燃費は思ったほど良くならない
  • むしろ一時的に悪化する
  • 快適性も下がる

という「誰も得しない状態」になりがちです。

車に詳しい人ほど、
「ACは車に任せる」という選択をします。

ACスイッチの正しい考え方については、 こちらでさらに詳しく解説しています👇

エアコンは「燃費を悪くする敵」ではなく、 快適性と効率を両立させるための装置

せっかくの賢い制御、 人間が邪魔しないほうがうまくいきますよ😉


④ 「乗りっぱなし」を前提にした標準的なオイル交換時期の遵守

取扱説明書に書いてある、
「1.5万kmごと」「1年ごと」といったオイル交換時期。

これをそのまま信じて、 「まだ大丈夫」と引き延ばしていませんか?

実はこの数値、 かなり条件のいい走り方を前提にしています。

具体的には、

  • 1回の走行距離が長い
  • 渋滞やアイドリングが少ない
  • エンジンがしっかり温まる

こういった環境ですね。

でも現実はどうでしょう?

通勤や買い物での短距離走行、 信号待ち、渋滞…。

これらはすべて、 メーカーが定義する「シビアコンディション」に該当します。

シビアコンディションでは、

  • オイルが十分に温まらない
  • 水分や燃料が混入しやすい
  • 劣化スピードが早い

にもかかわらず標準サイクルを守ると、 エンジン内部にスラッジが溜まりやすくなります。

車に詳しい人ほど、 「距離」ではなく使い方で交換時期を決めています。

オイル管理の考え方を整理した記事はこちら👇

オイル交換は、 「まだ走れるから」ではなく 「壊さないため」に行うもの。

ここを勘違いすると、 後から取り返しがつかなくなります。


⑤ 安価なノーブランド部品・粗悪な油脂類の使用

オイル、フィルター、ブレーキパッド…。
ネットで探すと、驚くほど安い部品がたくさん出てきますよね。

「どうせ消耗品だし」
「使えれば同じでしょ」

そう思って選んでしまう気持ち、よくわかります。

でもここも、
車に詳しい人ほど慎重になるポイントです。

問題なのは価格そのものではなく、
車両側が求めている基準を満たしているか

例えばエンジンオイルなら、

  • API規格
  • ILSAC規格
  • メーカー独自承認

これらを満たしていないオイルを使うと、

  • 油膜保持が不十分
  • 清浄性能が足りない
  • ターボや可変バルブ機構に悪影響

といったトラブルにつながります。

ブレーキや足回り部品も同じで、 初期制動や耐熱性が不足していると、 安全性そのものが落ちることもあります。

結果として、

  • 早期交換が必要になる
  • 他の部品まで巻き込む
  • 結局高くつく

という、いちばん避けたい流れに…。

この考え方はバイクでも車でも共通です👇

車に詳しい人ほど、 「安いかどうか」より「条件を満たしているか」を見ています。

それが結果的に、 いちばんお金も手間もかからない選択なんです。




正しいメンテナンスの段階的手順

ここまで読んで、「じゃあ結局どうすればいいの?」と思いましたよね。
大丈夫です。やることは、そんなに多くありません😊

ポイントは、
メーカー基準をベースにしつつ、自分の使い方に合わせて調整すること。

ここでは、特に差が出やすい3つの項目に絞って整理します。

エンジンオイル管理の考え方

エンジンオイル管理で一番大切なのは、 「走行距離」より「使われ方」を見ることです。

例えば、

  • 1回の走行が短い
  • エンジンが温まりきる前に止める
  • 渋滞やアイドリングが多い

こういった使い方が多い場合、 オイルは距離以上に劣化しています。

車に詳しい人ほど、

  • 3,000〜5,000km
  • 3〜6ヶ月

といったやや短めのサイクルで交換することが多いです。

また、オイル交換2回に1回は オイルフィルターも必ず交換

この基本を守るだけで、 エンジン寿命は驚くほど変わります。

オイル以外にも、エンジン寿命を縮める習慣はあります👇

バッテリーと電装系の維持

バッテリーは、
「予兆なく突然死する消耗品」です。

エンジンがかからなくなってから慌てるより、 普段から状態を把握しておくほうが圧倒的にラク。

目安としては、

  • 4〜6ヶ月に一度の電圧チェック
  • 端子の緩み・腐食の確認
  • 3〜5年での予防交換

このくらい意識できれば十分です。

自宅で簡単にチェックしたい人には、 こういったテスターがあると便利です👇

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「まだ使えるかどうか」ではなく、 「安心して使えるかどうか」で判断するのがコツです。

ブレーキ・足回りは“節約しない”

ブレーキと足回りだけは、 他の消耗品と同列で考えないでください。

音が出てから、効きが落ちてからでは遅いんです。

特に注意したいのは、

  • ブレーキを踏んだときの違和感
  • キーキー音・ゴリゴリ音
  • ハンドルのブレや振動

これらはすべて、 「そろそろ限界ですよ」というサイン。

早めに対応すれば、 パッド交換だけで済むものが、 放置するとローター交換まで必要になります。

命を預ける部分だけは、 コスパより安全性最優先でいきましょう。




まとめ|車を長持ちさせる人が共通して持っている考え方

ここまで、 「車に詳しい人ほどやらないメンテナンス」を見てきました。

振り返ってみると、 共通しているのは技術的に難しいことではありません。

大きな違いは、考え方です。

  • 節約しようとして無理をしない
  • 昔の常識を今の車に当てはめない
  • 「まだ使える」より「壊さない」を優先する

車に詳しい人ほど、 実はかなり保守的です。

燃費を数%良くするために、 数十万円の修理リスクを背負うようなことはしません。

特に最近の車は、

  • 電子制御が増えている
  • 部品の精度が高い
  • 想定外の使い方に弱い

という特徴があります。

だからこそ、

メーカー基準をベースに、
自分の使い方に合わせて少し調整する

これが、 一番お金もかからず、 一番ストレスの少ない付き合い方です。

「節約してるつもりなのに、なぜか修理代がかさむ」
もし心当たりがあるなら、 今日から少しだけ考え方を変えてみてください😊

車は、正しく付き合えば、 ちゃんと長く応えてくれますよ。


参考文献


よくある質問

Q
燃費を気にするのは間違いなんですか?
A

いいえ、間違いではありません。 ただし、燃費は操作で稼ぐものではなく、 管理で整えるものです。

空気圧・オイル・車両状態を適正に保つほうが、 結果的に安定した燃費につながります。

Q
ディーラーの言う交換時期は早すぎませんか?
A

基本的には安全側に設定されています。 ただし、自分の走行環境がシビアなら、 むしろ妥当、もしくは遅いケースもあります。

Q
結局、最低限守るべきポイントは何ですか?
A

指定値・規格・使用環境。 この3つだけ意識すれば、大きな失敗はありません。

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