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【要注意】車のタッチパネルは危険!? 操作ミスで事故多発の理由と今後の流れを徹底解説!

車の基礎知識
  1. 1. はじめに|そのタッチパネル、本当に安全ですか?
  2. 2. タッチパネル化が進む理由とは?
    1. ■ 見た目が「未来的」でカッコいい
    2. ■ コスト削減にもつながる
    3. ■ ソフトウェアで後から変更・追加できる
  3. 3. タッチパネルの3大問題点
    1. ① 操作に「手応え」がない
    2. ② ブラインドタッチができない
    3. ③ 目的の操作にたどり着くまでが長い
  4. 4. 交通事故のリスクが高まるメカニズム
    1. ■ 米国NHTSAのガイドライン:「2秒以内に終わらせるべき」
    2. ■ タッチパネル操作で「最大40秒」も注意がそれる!?
    3. ■ 「スマホ操作」はNGなのに、なぜ車のタッチパネルはOK?
  5. 5. スマホ操作とタッチパネル操作、何が違うの?
    1. ■ スマホ操作は「ながら運転」として明確に違反
    2. ■ 車載タッチパネルは「合法」でも、安全とは言えない
    3. ■ 技術の進化に法整備が追いついていない
  6. 6. 安全評価基準が変わる!ユーロNCAPの新ルール
    1. ■ ユーロNCAPとは?
    2. ■ 2026年から“物理スイッチの有無”が評価対象に!
    3. ■ 法規制ではないが、メーカーは無視できない
  7. 7. 各社の“物理スイッチ回帰”事例紹介
    1. ■ フォルクスワーゲン ゴルフ|8代目で“やりすぎ”に気づいた!?
    2. ■ ホンダ フィット/ヴェゼル|ユーザーの声で戻した操作系
    3. ■ 日産デイズ/三菱eKワゴン|“触覚フィードバック”の工夫
  8. 8. まとめ|“便利”より“安全”を
    1. ✔ タッチパネルの問題点を振り返ると…
    2. ✔ 世界も変わり始めている
    3. ✔ あなたの車選びも、ちょっと立ち止まって考えてみよう
  9. よくある質問
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1. はじめに|そのタッチパネル、本当に安全ですか?

最近のクルマ、なんだか「スマホっぽい」と思ったこと、ありませんか?

エアコンの操作、ナビ、音楽、さらにはウインカーやワイパーの操作までも——。一昔前なら物理ボタンやレバーで直感的に動かせた機能が、今や大きなタッチパネルやタッチ式ボタンに置き換えられつつあります。

とくに注目されているのが、テスラのような最新EVモデル。ハンドル周りからシフトレバーまでが一掃され、大型ディスプレイでの操作が中心になっています。見た目は近未来的でカッコいい…そう感じる人も多いでしょう。

でも、ちょっと待ってください。

その「スマホ感覚の操作」、運転中でも本当に安全なんでしょうか?

便利そうに見えるタッチパネルですが、実は多くの専門家や調査機関が「事故のリスクが増える」と警鐘を鳴らしています。操作に集中するあまり、前方への注意が疎かになり、重大な事故につながることも…。

本記事では、なぜ車載タッチパネルが危険なのか、その具体的な理由と背景をわかりやすく解説していきます。そして、今後クルマ選びで注意すべきポイントも一緒に見ていきましょう。




2. タッチパネル化が進む理由とは?

なぜこんなにも急速にクルマのタッチパネル化が進んでいるのでしょうか?

それには、見た目の先進性だけではない、いくつかの明確な理由があります。

■ 見た目が「未来的」でカッコいい

まず第一に、タッチパネルはデザイン面でのインパクトが抜群です。物理スイッチやダイヤルがないスッキリとしたインテリアは、「未来のクルマ感」を演出するにはもってこい。ユーザーにとっても「最先端の車に乗っている」という満足感が得られるのです。

テスラはその象徴的な存在で、モデル3やモデルYではステアリング周りにほとんど物理ボタンがなく、大型のセンタータッチスクリーンでほとんどの操作をまかなっています。

■ コスト削減にもつながる

見た目だけではなく、実はタッチパネル化には「コスト削減」というメリットも。物理スイッチやダイヤルにはそれぞれに部品や配線、取り付け工程が必要ですが、タッチパネルは1枚のディスプレイで複数の操作をまとめて担うことができます。

車種ごとに異なるスイッチ配置を考える必要がなくなり、量産性にも優れるため、製造コストや手間の削減にも直結するのです。

■ ソフトウェアで後から変更・追加できる

タッチパネルは、スマートフォンのようにソフトウェアアップデートによって操作内容を変えることが可能です。新しい機能を追加したり、インターフェースのレイアウトを変更したりといった柔軟性がある点も、メーカーにとっては魅力的です。

こうした背景があり、多くのメーカーがタッチパネル化に力を入れてきました。テスラだけでなく、日産セレナやメルセデス・ベンツCクラス、スバルなど、幅広いメーカーが同じ方向に進んでいます。

でも、便利そうに見えるこの流れが、思わぬ落とし穴を生んでいるのです——。




3. タッチパネルの3大問題点

確かにタッチパネルは見た目もスマートで、最新の技術感が漂っています。でも、運転中に使うとなると話は別。実は、タッチパネルには安全面で見逃せない3つの大きな問題点があるんです。

ひとつずつ見ていきましょう。

① 操作に「手応え」がない

まず最初の問題は、「押した感覚」がないこと。

物理ボタンなら、「カチッ」とした手応えが指に伝わってきますよね?これは非常に重要で、画面を見なくても「押したことがわかる」という安心感があります。

でも、タッチパネルはただのガラスの板。触れても何の感触も返ってこないので、
「ちゃんと押せたかな?」
「今どの画面にいるんだろう?」
と、不安になってついつい画面を見てしまう。これが危険なんです。

② ブラインドタッチができない

2つ目の問題は、手探りでの操作がほぼ不可能な点。

物理スイッチなら、指先で位置や形状を覚えて「目を離さずに操作」することができます。よく使うエアコンや音量ボタンなどは、手元を見なくても自然に操作できたはずです。

でも、タッチパネルにはそれがない。

どこに何があるかを目で確認しながらタッチする必要があり、視線が確実に前方から外れてしまいます。

言い換えれば、「運転中にスマホを触っているのと同じ状態」なんです。

③ 目的の操作にたどり着くまでが長い

3つ目は、複数のステップを踏まないと目的の操作にたどり着けないこと。

たとえば、「エアコンの風量を下げたい」と思っても、

  1. まずメニュー画面を表示
  2. 空調メニューをタップ
  3. スライダーで調整
  4. 確認して画面を戻す

……というように、画面遷移が必要になります。

一方で物理スイッチなら、ダイヤルを「くるっ」と回すだけで済んだ話です。操作に時間がかかればかかるほど、運転への集中力は削がれてしまいます。

このように、タッチパネルには「スマートさ」と引き換えに、安全性や操作性を大きく犠牲にしてしまう側面があります。




4. 交通事故のリスクが高まるメカニズム

「操作しにくい」だけなら、まだ我慢できるかもしれません。でも、問題はそれだけじゃないんです。

タッチパネルが運転中に与える影響は、事故のリスクを実際に高めてしまうという点にあります。

■ 米国NHTSAのガイドライン:「2秒以内に終わらせるべき」

アメリカの交通安全を管轄する**NHTSA(運輸省道路交通安全局)**は、インフォテインメントシステムなどの操作について、
「1つの操作は2秒以内、合計でも12秒以内に完了すべき」
というガイドラインを2013年に発表しています。

この理由はシンプルです。目を離す時間が長くなればなるほど、事故のリスクが跳ね上がるから。

2秒間、前を見ないだけでも車は時速60kmで約33メートルも進んでしまいます。信号も人も、見落とせば一瞬で危険な状況に…。

■ タッチパネル操作で「最大40秒」も注意がそれる!?

さらに驚くべきデータがあります。

アメリカのAAA財団(交通安全に関する調査機関)の研究によると、タッチパネル操作によって運転手の注意が最大で40秒間も道路から逸れるという結果が報告されています。

40秒というと、かなり長い時間です。時速50kmなら500メートル以上、信号3つ分は進んでしまう距離に相当します。

これは、まさに「走る凶器」になってしまうリスクを意味します。

■ 「スマホ操作」はNGなのに、なぜ車のタッチパネルはOK?

ここで疑問に思う人も多いはず。

「スマホを操作しながら運転するのは違反なのに、車のタッチパネル操作はセーフなの?」

実際、日本ではスマートフォンを手に持って操作しただけで、違反点数や反則金が科せられる「ながら運転」規制が存在します。事故を起こせば懲役や重い罰則もあります。

でも不思議なことに、車載タッチパネルの操作には今のところ明確な規制がないんです。操作がスマホと同じくらい危険にもかかわらず、法律の目がまだ追いついていないのが現状です。

つまり、今のところ「合法」でも、安全とは言えないというのがタッチパネルの落とし穴。

だからこそ、運転中の操作は極力控えるべきですし、車選びでも“安全に直結するインターフェース”を重視することが大切です。




5. スマホ操作とタッチパネル操作、何が違うの?

運転中にスマホを操作すると違反になるのに、車載タッチパネルの操作はなぜ問題ないのか?
このギャップ、不思議に感じたことはありませんか?

実はこの違いには、“法律の盲点”と“技術の進化スピード”が関係しています。

■ スマホ操作は「ながら運転」として明確に違反

日本では2019年の法改正以降、「ながらスマホ」は厳しく取り締まられています。
運転中にスマートフォンを操作しただけでも、

  • 反則金
  • 違反点数
  • 最悪の場合は懲役刑

といった厳しい処罰が科せられます。これは、スマホが原因で多くの事故が発生していることを受けて、社会的な危機意識が高まった結果です。

実際、スマホを操作しながらの運転では視線も注意も逸れてしまうため、非常に危険です。

■ 車載タッチパネルは「合法」でも、安全とは言えない

一方で、車に最初から装備されているタッチパネルに関しては、現時点では明確な罰則は設けられていません。

「メーカー純正装備=安全」と考えられがちですが、操作そのものはスマホと変わらず、視線をそらし、指先の動きに集中する必要があります。

つまり、

やっていることはスマホ操作と同じ。でも法律では問題視されていない。

というのが、今の実情です。

■ 技術の進化に法整備が追いついていない

もう一つの理由は、クルマのデジタル化があまりにも急速に進んだこと。

「画面で車を操作する」という概念が登場してから、わずか数年で多くの車種に採用されるようになりました。
しかし、法整備や安全評価の仕組みは、それに比べてとても遅れているのです。

このギャップによって、“合法だけど危険”という状況が放置されてしまっているわけですね。

でも、ようやくその流れにも変化が訪れようとしています。




6. 安全評価基準が変わる!ユーロNCAPの新ルール

「タッチパネルは危険」と言われても、これまではあくまで“感覚的な話”と思われてきました。

ですがここに来て、ついに自動車の安全性を評価する国際機関が明確に「NO」を突きつけたんです。

その機関こそ、**ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme)**です。

■ ユーロNCAPとは?

ユーロNCAPは、欧州で最も信頼されている自動車の安全性能評価機関です。
クラッシュテストや自動ブレーキの性能、歩行者保護など、総合的に安全性を数値で評価する仕組みで、ヨーロッパの消費者やメーカーがクルマを選ぶ上で非常に重視しています。

ここで高評価を得るかどうかで、車の売れ行きが変わることもあるほど影響力のある存在です。

■ 2026年から“物理スイッチの有無”が評価対象に!

そんなユーロNCAPが、2026年から評価基準を大きく見直すことを発表しました。

具体的には、

  • ウインカー
  • ハザードランプ
  • ワイパー
  • クラクション
  • 緊急通報(eCall)

これら5つの操作に「個別の物理スイッチ」があるかどうかを、安全評価の基準に追加するというのです。

つまり、これらの重要操作がすべてタッチパネルに組み込まれている車は、安全性の評価で減点される可能性があるということ。

■ 法規制ではないが、メーカーは無視できない

ユーロNCAPは法律を制定する機関ではありません。
ですが、その評価は多くの消費者や保険会社、国の交通行政にも影響を与えるため、メーカーは無視できません。

特に欧州で車を販売しているブランドにとっては、「ユーロNCAPで高得点を取ること」が一種の品質保証になっています。

だからこそ、今後は「見た目がスマートなだけのタッチ操作」ではなく、**運転中でも直感的に扱える“物理スイッチの重要性”**が再認識されていく流れになると見られています。

実際、こうした流れを受けて、すでにいくつかのメーカーでは“タッチ操作をやめる”動きが始まっています。




7. 各社の“物理スイッチ回帰”事例紹介

タッチパネルは一時期、流行の最先端とされていましたが――
その流れ、いま確実に逆戻りしています。

「やっぱり物理スイッチのほうが安心して操作できる」
というユーザーの声、そしてユーロNCAPの評価基準変更を受けて、自動車メーカーが続々と“原点回帰”を始めているのです。

今回はその中から、代表的な事例を3つご紹介します。


■ フォルクスワーゲン ゴルフ|8代目で“やりすぎ”に気づいた!?

フォルクスワーゲンの人気モデル「ゴルフ」は、2019年に登場した8代目で大幅なタッチパネル化を行いました。

ステアリングのボタンはタッチ式に、エアコン操作は画面の中に…と、デジタル志向を全面に押し出した仕様でしたが、これが世界中のユーザーから不評を受けました。

「運転中に操作しづらい」
「ブラインドで扱えない」
など、安全性に対する不安の声が多く寄せられたのです。

そして2024年1月のマイナーチェンジで、なんとステアリングスイッチを物理ボタンに戻すという決断を下しました。
エアコン操作はまだディスプレイ上ですが、将来的に戻す可能性もあるとされています。


■ ホンダ フィット/ヴェゼル|ユーザーの声で戻した操作系

ホンダもまた、ユーザーの声にしっかりと耳を傾けたメーカーのひとつです。

2013年頃のモデルでは、フィットやヴェゼルにタッチ式エアコンパネルを採用しました。しかし、「直感的じゃない」「走行中に使いにくい」といった不満が多数寄せられました。

その結果――

  • 2020年発売の新型フィット
  • 2021年発売の新型ヴェゼル

この2車種では物理スイッチとダイヤル式のエアコンパネルが復活!
シフトレバーも、押しボタン式から一般的なレバー型に回帰しました。

ホンダは、デザインよりも実用性や安全性を重視する姿勢を打ち出した好例といえます。


■ 日産デイズ/三菱eKワゴン|“触覚フィードバック”の工夫

完全な物理スイッチへの回帰とは少し違いますが、日産や三菱の一部車種では、タッチパネルの使い勝手を補うための工夫が施されています。

たとえば、デイズやeKワゴンでは、

  • 操作エリアに軽い凹凸(くぼみ)を設ける
  • 「ここがボタンだ」と指先で感じられるようにする

といったブラインドタッチ対応の設計が行われています。

これにより、見なくてもある程度の操作が可能になり、実用性とデザイン性のバランスを保っています。

今後もユーザーの声や安全基準に合わせて、各社は**タッチと物理の“いいとこ取り”**を模索していくでしょう。

ただし、見た目だけに惹かれてしまうと、実際の使い勝手や安全性に後悔することもあります。
クルマ選びでは、ぜひ**「操作のしやすさ」や「直感性」も重視して**見てくださいね。




8. まとめ|“便利”より“安全”を

見た目がスマートで、操作も未来的――
そんな魅力で広がってきたタッチパネル中心の車内デザイン

でも実際には、「押しづらい」「見づらい」「目を離してしまう」といったデメリットが多く、運転中の安全性を脅かす要因になっているのが現実です。

✔ タッチパネルの問題点を振り返ると…

  • 手応えがなくて不安になる
  • ブラインド操作ができず、画面を見てしまう
  • 階層の深いメニューで操作が複雑になる

こうした仕様は、運転に集中すべきドライバーの注意力を削ぎ、事故のリスクを確実に高めてしまいます。

そして、実際に40秒もの注意力低下がデータとして確認されているのも事実です。

✔ 世界も変わり始めている

ヨーロッパではユーロNCAPが動き、2026年からは物理スイッチの有無が安全評価の項目に追加されます。
これをきっかけに、自動車メーカーも“戻るべきところに戻る”動きを見せ始めました。

フォルクスワーゲン、ホンダ、日産などの事例からも、ユーザーの安全性を最優先する流れが加速しているのがわかります。


✔ あなたの車選びも、ちょっと立ち止まって考えてみよう

「カッコいいから」
「画面が大きくて近未来っぽいから」

そんな理由でクルマを選ぶのも楽しいですが、**“運転中に安心して操作できるかどうか”**という視点も、ぜひ大切にしてほしいと思います。

もしこれから免許を取る方や、クルマの購入を検討している方がいたら、実際に試乗して、**運転中でも“目を離さずに操作できるか”**をチェックしてみてください。

そして、操作に不安があるなら――
「昔ながらの物理スイッチがしっかり付いているクルマ」を選ぶのも、立派な“安全対策”のひとつです。


よくある質問

Q
タッチパネル式の車は全部ダメなんですか?
A

いいえ、一概にダメとは言えません。
タッチパネルにもメリットはあります。たとえば、見た目がスッキリしていて、多機能な操作をまとめて管理できる点です。ただし、運転中の安全性を最優先するなら、よく使う機能(ウインカーやエアコンなど)に物理スイッチがあるかを確認することが大切です。実際に試乗して、自分の感覚で使いやすいと感じられるかもチェックしてみましょう。

Q
今後タッチパネルは廃止されていくのでしょうか?
A

一部は残りつつも、“物理ボタン回帰”の動きが強まっています。
特に安全に直結する操作(ウインカーやハザードなど)については、2026年以降のユーロNCAPの評価基準によって物理スイッチの必要性が再認識されるでしょう。ただし、ナビや音楽など、運転に関係の少ない部分はタッチパネルのまま残る可能性もあります。

Q
タッチパネルをブラインドで操作できる工夫ってありますか?
A

一部メーカーでは「凹凸」や「触感フィードバック」を取り入れています。
たとえば日産デイズや三菱eKワゴンなどでは、タッチ操作部分に軽いくぼみや突起を設けて、画面を見ずに“なんとなく指で場所を感じ取れる”ような設計がされています。すべての車種ではありませんが、こうした工夫も注目ポイントです。

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