真夏のツーリングや通勤で、「信号待ちが暑すぎる…」「メッシュジャケットを着ているのに意外と涼しくない…」と感じたことはありませんか。
夏用ジャケットは数多くありますが、実際にはモデルによって通気性にかなり差があります。見た目は似ていても、裏地の有無や生地構造によって体感温度は大きく変わるためです。
そんな中で、エルフの「フレッドメッシュジャケット EJ-S116」は、軽さと風通しの良さを徹底的に追求したモデルとして注目されています。ライダーの間でも「とにかく涼しい」という評価が多い一方で、「生地がかなり薄い」「安全性はどうなの?」といった声も見られます。
バイク装備は安い買い物ではありませんし、購入後に「思っていた用途と違った」と後悔したくないですよね。
私自身、夏用ジャケット選びで大切なのは単純な評判ではなく、「自分の使い方に合っているか」を見極めることだと思っています。街乗り中心なのか、高速道路をよく使うのかによって、最適な選択肢は変わるからです。
そこで今回は、エルフ フレッドメッシュジャケット EJ-S116の特徴や評判、メリット・デメリットを整理しながら、どんなライダーに向いているのかを詳しく見ていきます。
エルフ フレッドメッシュジャケット EJ-S116レビュー結論
先に結論からお伝えすると、エルフ フレッドメッシュジャケット EJ-S116は「真夏の涼しさを最優先したいライダー」に非常におすすめできるメッシュジャケットです。
特に街乗りや通勤、一般道中心のツーリングでは、その軽さと通気性の高さを実感しやすいでしょう。ジャケットを着ていることを忘れそうになるほど軽く、走行中は風が全身を抜ける感覚を得やすい設計になっています。
一方で、すべてのライダーに最適な万能モデルというわけではありません。
このジャケットは、防御性能や生地の厚みよりも「快適性」を優先して作られています。そのため、高速道路を長時間走る人や、安全性を最優先したい人は、別モデルやプロテクターの強化を検討した方が満足度は高くなる可能性があります。
EJ-S116のスペックと特徴レビュー
フレッドメッシュジャケット EJ-S116は、エルフのラインナップの中でも特に「軽さ」と「通気性」に重点を置いて開発された夏向けモデルです。
まずは基本スペックを確認してみましょう。
基本スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | フレッドメッシュジャケット |
| 型番 | EJ-S116 |
| メーカー | elf(エルフ) |
| メーカー希望小売価格 | 23,100円(税込) |
| 表地 | ポリエステルメッシュ |
| 裏地 | ポリエステルメッシュ(一部) |
| サイズ展開 | S〜4L、LW |
| 標準プロテクター | 肩・肘・背中・胸部 |
| 主な機能 | ストレッチ素材、リフレクター、3D立体裁断 |
最近は胸部プロテクターが別売りのジャケットも少なくありません。その中で、胸部まで標準装備されている点は購入後の追加出費を抑えやすいメリットといえます。
フルメッシュ1枚構造が最大の特徴
EJ-S116を語るうえで外せないのが、徹底したフルメッシュ構造です。
一般的なメッシュジャケットは、メッシュ生地の裏側にライナーや補強生地が配置されていることがあります。しかしEJ-S116は、プロテクター収納部分を除いて余計な生地をできる限り省いています。
そのため、走行中は風が直接身体に届きやすく、特に30℃を超える真夏の一般道では効果を実感しやすいでしょう。
逆に言えば、防寒性はほとんど期待できません。
朝晩が涼しい春先や標高の高いツーリングルートでは、インナーやウインドブレーカーを併用した方が快適に走れる場合があります。
ストレッチ素材と3D立体裁断の実力
着心地の良さに貢献しているのが、ストレッチ素材と3D立体裁断です。
バイク用ジャケットは安全性を確保するために生地が硬めになりやすく、「腕が突っ張る」「肩が動かしにくい」と感じることがあります。
しかしEJ-S116は伸縮性の高い素材を採用しているため、ライディングポジションを取ったときの窮屈感が少なめです。
例えば、交差点で後方確認をしたり、駐輪場で車体を押したりする場面でも動きを妨げにくく、街乗り中心のライダーには扱いやすい設計になっています。
胸部プロテクター標準装備は大きなメリット
初心者の方が意外と見落としやすいのが胸部プロテクターです。
警視庁や各種交通安全団体のデータでも、胸部への衝撃は重大事故につながりやすいとされています。
そのため、胸部プロテクターが最初から付属しているのは安心材料のひとつです。
ただし、標準装備されているプロテクターは通気性と軽さを重視したタイプです。
高速道路を頻繁に利用する人やロングツーリングが多い人は、より防御力の高いモデルへの交換も選択肢になるでしょう。
胸部プロテクターの重要性について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
EJ-S116を実際に使って分かったメリット5選
フレッドメッシュジャケット EJ-S116は、スペック表だけでは伝わりにくい魅力が多いジャケットです。
特に実際の使用感に関わる部分では、「なぜ評価が高いのか」がよく分かります。
圧倒的に風が抜けて真夏でも快適
最大のメリットは、やはり通気性の高さです。
走り出した瞬間から風が身体を通り抜ける感覚があり、一般的なメッシュジャケットよりも涼しく感じるという声が多く見られます。
特に市街地では、信号待ちと走行を繰り返すためジャケット内部に熱がこもりやすくなります。しかしEJ-S116は余計な裏地が少ないため、再び走り出した際に熱気が抜けやすいのが特徴です。
真夏の35℃前後では何を着ても暑さ自体は避けられませんが、「走行風を最大限活かしたい」という人には大きなメリットになるでしょう。
ジャージ感覚で着られる軽さ
初めて手に取ったとき、多くの人が驚くのがその軽さです。
バイクジャケットというと重厚なイメージがありますが、EJ-S116はかなり軽量な部類に入ります。
長時間着ていても肩や首への負担が少なく、通勤や買い物などの短距離移動でも気軽に着用できます。
「暑いからジャケットを着たくない」という気持ちを減らしてくれる点は、安全面でも見逃せないメリットです。
ライディング時の動きやすさが高い
ストレッチ素材の効果もあり、身体を動かしたときのストレスが少ないのも魅力です。
例えば、Uターン時の目視確認や渋滞中の低速走行では、肩や腕の動きやすさが快適性に直結します。
硬い生地のジャケットだと疲労が蓄積しやすくなりますが、EJ-S116は比較的自然な動きを妨げません。
街乗り中心のライダーから支持される理由のひとつといえるでしょう。
胸部まで含めたフルプロテクター標準装備
購入したその日から必要最低限の保護性能を確保できるのもメリットです。
肩・肘・背中だけでなく、胸部プロテクターも標準装備されているため、追加購入なしでもライディングを始められます。
もちろん、より高い防御性能を求めるならアップグレードも検討できますが、標準状態でも装備内容は充実しています。
特に初めてバイクジャケットを購入する人にとっては、後から必要な装備を調べる手間が少ないのは嬉しいポイントです。
夜間の視認性にも配慮されている
昼間は気にならなくても、夜間走行では周囲から見つけてもらうことが重要になります。
EJ-S116には反射材(リフレクター)が各所に配置されており、車のヘッドライトが当たった際に存在をアピールしやすくなっています。
派手すぎないデザインなので普段使いしやすく、それでいて安全性への配慮も忘れていません。
特に通勤や帰宅で夜間走行が多い人には安心感につながる装備といえるでしょう。
EJ-S116のデメリットと後悔しやすいポイント
フレッドメッシュジャケット EJ-S116は非常に魅力的なジャケットですが、すべてのライダーにとって完璧な製品ではありません。
むしろ、このジャケットは「快適性を最優先した特化型モデル」だからこそ、人によっては購入後にギャップを感じることがあります。
ここでは購入前に知っておきたい注意点を見ていきましょう。
防御力は通気性重視の設計
最も理解しておきたいのが、安全性とのバランスです。
EJ-S116に標準装備されているプロテクターは、通気性や軽さを重視したエアスルータイプです。
そのため、一般的なハードプロテクターと比較すると、防御性能よりも快適性を優先した設計といえます。
もちろん、プロテクターが装備されていないジャケットよりは安全性が高いですが、高速道路を頻繁に利用するライダーの中には物足りなさを感じる人もいます。
判断基準としては次のように考えると分かりやすいでしょう。
- 街乗り・通勤中心 → 標準状態でも十分実用的
- 日帰りツーリング中心 → 好みによる
- 高速道路利用が多い → プロテクター強化も検討
- 安全性最優先 → 上位モデルも比較したい
涼しさを追求した結果としての設計なので、欠点というよりは性格の違いと考えるのが適切です。
生地はかなり薄く耐久性重視ではない
実際に触ると分かりますが、生地はかなり薄手です。
軽さや通気性に大きく貢献している反面、「しっかりした厚みのあるジャケット」を想像していると驚くかもしれません。
特に初めてバイク用ジャケットを購入する人は、「想像以上に薄い」と感じる可能性があります。
街乗りや一般的なツーリングでは問題なく使えるものの、重厚感や安心感を求める人には物足りなく映ることもあるでしょう。
購入前には、EJ-S116が快適性重視のモデルであることを理解しておくことが大切です。
色褪せや経年劣化の報告もある
ユーザーレビューの中には、長期間の使用で色褪せが発生したという声も見られます。
ただし、これは保管環境や使用頻度によって大きく変わります。
例えば、毎日の通勤で強い日差しを浴び続ける場合と、休日ツーリングだけで使う場合では劣化スピードは異なります。
そのため、「必ず色褪せる」とは言えませんが、薄手のメッシュ素材である以上、紫外線による影響は受けやすいと考えておいた方がよいでしょう。
サイズ選びは意外と難しい
EJ-S116で後悔しやすいポイントとして、サイズ選びがあります。
全体的なシルエットはスポーティーでややタイト寄りですが、袖丈は長めに設計されています。
そのため、胸囲や肩幅に合わせると袖が余り、袖丈に合わせると身頃が窮屈になる場合があります。
特に通販で購入する際は注意が必要です。
よくある失敗例としては次のようなケースがあります。
- 普段着と同じサイズを選んだら胸周りが窮屈だった
- ワンサイズ上げたら袖が長すぎた
- 筋肉質な体型で肩周りだけきつかった
- お腹周りに合わせたら腕が余った
レビューだけで判断するのではなく、必ずサイズ表と自分の実寸を照らし合わせて確認することをおすすめします。

特にガッチリ体型の方は、通常サイズだけでなくLWサイズも候補に入れると失敗を減らしやすくなります。
EJ-S116のサイズ感レビュー|失敗しない選び方
バイクジャケット選びで最も失敗しやすいのがサイズ選びです。
特にEJ-S116は一般的なカジュアルウェアとはサイズ感が異なるため、「いつものサイズで大丈夫だろう」と考えると後悔する可能性があります。
実際のレビューを見ても、評価が分かれる原因のひとつはサイズ感にあります。
EJ-S116は全体的にタイト寄り
EJ-S116はスポーティーなシルエットを意識した設計になっています。
そのため、街着のパーカーやジャンパーと同じ感覚で選ぶと、胸周りや肩周りを窮屈に感じる場合があります。
ただし、生地自体に高いストレッチ性があるため、多少フィット感が強くても動きにくさを感じにくいのが特徴です。
バイクジャケットは走行中にプロテクターがズレないことも重要なので、必ずしもゆったり着ることが正解ではありません。
迷った場合は「立った状態」ではなく、「ハンドルを握る姿勢」でフィット感を確認するのがポイントです。
袖丈は長め設計
EJ-S116の特徴としてよく挙げられるのが袖丈の長さです。
一見すると長すぎるように見えることがありますが、これはライディングポジションを前提に設計されているためです。
バイクに乗ると腕を前に伸ばすため、普段着と同じ袖丈では手首が露出しやすくなります。
そのため、停車中は少し長く感じても、乗車姿勢ではちょうど良くなるケースが少なくありません。
購入時は立った状態だけで判断せず、実際の乗車姿勢を意識して確認すると失敗を防ぎやすくなります。
ガッチリ体型はLWサイズも検討
EJ-S116には通常サイズに加えてLWサイズが用意されています。
LWサイズは身長を大きく変えずに、胸囲や胴回りに余裕を持たせたサイズ設定です。
そのため、次のような方に向いています。
- 筋トレをしていて肩幅が広い
- 胸板が厚い
- お腹周りに余裕が欲しい
- 通常サイズだとファスナーが窮屈になりやすい
無理にサイズアップすると袖丈まで長くなってしまうため、体格によってはLWサイズの方が自然にフィットする場合があります。
サイズ選びで迷ったときの判断基準
サイズ選びに正解はありませんが、用途によって目安はあります。
| 体型・用途 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| 標準体型 | 基本は通常サイズ |
| 筋肉質・肩幅広め | LWサイズや1サイズ上を検討 |
| お腹周りが気になる | LWサイズを優先検討 |
| 街乗り中心 | ややフィット重視でも問題なし |
| 長距離ツーリング中心 | 多少余裕のあるサイズが快適 |
レビューで見かける「小さい」「大きい」という意見は、体型や着用目的によって変わります。

他人の身長や体重だけを参考にするのではなく、自分の胸囲・肩幅・袖丈を測定したうえでサイズ表と比較することが、失敗を避ける最も確実な方法です。
EJ-S116と他のエルフメッシュジャケット比較
フレッドメッシュジャケット EJ-S116が気になっている方の中には、「他のエルフ製ジャケットと何が違うの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
実際のところ、EJ-S116はエルフのメッシュジャケットの中でもかなり特徴がはっきりしたモデルです。
選び方を間違えなければ満足度は高くなりますが、用途によっては別モデルの方が向いている場合もあります。
EJ-S103との違い
EJ-S103(イデアールメッシュジャケット)は、EJ-S116よりも安全性と質感を重視したモデルです。
生地にはしっかりした厚みがあり、プロテクターもより堅牢なタイプが採用されています。
そのため、高速道路を利用する機会が多いライダーや、長距離ツーリングを楽しむライダーにはEJ-S103の方が安心感を得やすいでしょう。
一方で、軽さや風通しについてはEJ-S116が優勢です。
真夏の快適性を最優先するならEJ-S116、安全性や質感を重視するならEJ-S103という考え方が分かりやすい選び方になります。
EJ-S121との違い
EJ-S121(エオリアメッシュジャケット)も人気の高いフルメッシュモデルですが、設計思想には違いがあります。
EJ-S121は快適性と実用性のバランスを意識したモデルであり、EJ-S116ほど極端な軽量化は行われていません。
そのため、日常使いからツーリングまで幅広く対応しやすい特徴があります。
対してEJ-S116は「とにかく涼しさ重視」という方向性が明確です。
少しでも暑さを軽減したいならEJ-S116、バランスの良さを求めるならEJ-S121が候補になるでしょう。
EJ-S118との違い
EJ-S118(エヴォルツィオーネジャケット)はスポーツライディングを意識したモデルです。
メッシュだけでなくナイロンやストレッチニットなど複数素材を組み合わせており、快適性と安全性の両立を狙っています。
その結果、生地のしっかり感や防御性能ではEJ-S118の方が優れています。
一方で、重量や通気性ではEJ-S116の方が有利です。
ワインディングやスポーツ走行を楽しむならEJ-S118、夏の快適ツーリングを重視するならEJ-S116という住み分けになります。
結局どれを選ぶべきか
どのモデルが優れているというよりも、何を重視するかで最適解は変わります。
| 重視するポイント | おすすめモデル |
|---|---|
| 真夏の涼しさ最優先 | EJ-S116 |
| 安全性と質感重視 | EJ-S103 |
| バランス重視 | EJ-S121 |
| スポーツ走行重視 | EJ-S118 |
もし購入目的が「真夏の暑さ対策」であれば、EJ-S116の強みは非常に大きいです。
逆に、「これ1着で春から秋まで幅広く使いたい」「安全性も重視したい」という場合は、EJ-S103やEJ-S118も比較検討してみる価値があります。

大切なのは人気や評判ではなく、自分の走り方に合ったモデルを選ぶことです。
EJ-S116がおすすめな人・おすすめしない人
ここまでの特徴やデメリットを踏まえると、EJ-S116はライダーを選ぶジャケットともいえます。
ただし、それは欠点ではありません。
むしろ用途がはっきりしているからこそ、自分に合えば高い満足度を得られるモデルです。
購入を検討している方は、自分の使い方と照らし合わせながら確認してみてください。
おすすめな人
EJ-S116が特に向いているのは、次のようなライダーです。
- 真夏でも快適に走りたい人
- 通勤や街乗りがメインの人
- 重いジャケットが苦手な人
- 肩こりや疲労を少しでも減らしたい人
- フルプロテクター装備のジャケットを探している人
特に夏場の市街地走行が多い方には相性が良いでしょう。
例えば、片道30分程度の通勤や、休日の近距離ツーリングでは軽さと通気性の恩恵を感じやすくなります。
「暑いからジャケットを着るのが面倒」と感じている方ほど、このモデルの価値を実感しやすいかもしれません。
おすすめしない人
一方で、次のような方には別モデルの方が適している可能性があります。
- 高速道路を頻繁に利用する人
- ロングツーリングが中心の人
- 安全性を最優先したい人
- 厚手でしっかりした生地感を求める人
- 1着で春から秋まで使いたい人
EJ-S116は快適性に特化しているため、防寒性や重厚感はあまり重視されていません。
長距離ツーリングでさまざまな気温環境に対応したい場合は、よりバランス型のモデルの方が使いやすいこともあります。
また、転倒時の安心感を重視する方は、プロテクターの強化や上位モデルも視野に入れるとよいでしょう。
買って後悔しにくい人の特徴
実際に購入後の満足度が高くなりやすいのは、「何を求めているか」が明確な人です。
例えば、
- 真夏専用ジャケットとして購入する
- 街乗り用として割り切って使う
- 軽さと涼しさを最優先に考える
このような考え方で選ぶと、購入後のギャップは少なくなります。
逆に、「安全性も最高レベルで、真夏も涼しくて、春秋も快適で、耐久性も高い」といった万能性能を期待すると、どうしても物足りない部分が見えてきます。
EJ-S116は万能型ではなく、夏の快適性に特化した専門職のようなジャケットです。

その特徴を理解したうえで選べば、暑さに悩むライダーにとって頼もしい一着になるでしょう。
EJ-S116でよくある誤解と注意点
フレッドメッシュジャケット EJ-S116は高評価の多いモデルですが、その人気ゆえに誤解されやすい部分もあります。
購入後に「思っていたのと違った」とならないためにも、よくある勘違いを確認しておきましょう。
メッシュジャケットなら全部涼しいは誤解
意外と多いのが、「メッシュジャケットならどれも同じくらい涼しい」という考え方です。
しかし実際には、メッシュ面積や裏地の有無、生地構造によって通気性は大きく変わります。
例えば、部分的にしかメッシュを採用していないモデルと、EJ-S116のようなフルメッシュ構造のモデルでは、真夏の体感温度に差が出ることがあります。
そのため、「メッシュジャケット=涼しい」ではなく、「どのような構造なのか」を確認することが大切です。
胸部プロテクター付きなら安全とは限らない
胸部プロテクターが付属していることは大きなメリットですが、それだけで安全性が十分とは言い切れません。
プロテクターにはさまざまな種類があり、柔軟性や通気性を重視したものもあれば、防御性能を重視したものもあります。
EJ-S116の標準プロテクターは快適性を重視した設計のため、高速道路や長距離ツーリングを頻繁に行う場合は、より高性能なプロテクターへの交換を検討する価値があります。
「装備されているか」だけでなく、「どのような性能なのか」まで確認すると失敗しにくくなります。
軽い=高性能ではない
軽量なジャケットは快適ですが、軽ければ軽いほど優れているというわけではありません。
バイク用品では、軽量化と引き換えに生地の厚みや耐久性が抑えられることがあります。
EJ-S116もまさにそのタイプで、軽さと通気性を優先した結果として現在の仕様になっています。
そのため、「軽いから高性能」という見方ではなく、「何を優先した結果の軽さなのか」を理解して選ぶことが重要です。
高速道路でも同じ快適性が得られるとは限らない
通気性が高いジャケットだからといって、すべての走行環境で快適になるわけではありません。
例えば真夏の日中であればメリットが大きい一方、早朝や夜間、高原エリアでは風が入りすぎて寒く感じることもあります。
また、高速道路では風圧の影響も強くなるため、人によっては疲れやすく感じる場合があります。
真夏の一般道では大きな武器になりますが、長距離ツーリングでは薄手の防風インナーを携帯しておくと快適性を維持しやすいでしょう。
EJ-S116は「万能ジャケット」ではなく、「真夏の快適性を最大限高めるジャケット」です。

この特徴を理解して選ぶことが、購入後の満足度を高める一番のポイントになります。
総合評価
エルフ フレッドメッシュジャケット EJ-S116は、「真夏の暑さを少しでも快適にしたい」という目的に対して非常に完成度の高いメッシュジャケットです。
最近は安全性や多機能性を重視したジャケットが増えていますが、その分どうしても重量が増えたり、通気性が犠牲になったりすることがあります。
その点、EJ-S116は快適性にしっかり振り切った設計になっており、暑さ対策という一点では高く評価できるモデルです。
もちろん、防御性能や生地の厚みを重視する人には物足りなく感じる部分もあります。しかし、それは欠点というより設計思想の違いと考えるべきでしょう。
街乗りや通勤、夏の日帰りツーリングがメインなら、多くのライダーが満足できる一着だと思います。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 通気性 | ★★★★★ | エルフの中でもトップクラスの風抜け性能 |
| 軽さ | ★★★★★ | ジャージ感覚で着られる軽快さ |
| 動きやすさ | ★★★★★ | ストレッチ素材でライディングしやすい |
| 安全性 | ★★★☆☆ | 標準装備は充実だが防御力重視ではない |
| 耐久性 | ★★★☆☆ | 薄手生地のため過度な期待は禁物 |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ | 装備内容を考えると十分優秀 |
| 総合評価 | ★★★★☆(4.5/5) | 真夏の快適性重視なら非常におすすめ |
私なら、「夏専用ジャケットを1着追加したい」と考えているライダーには自信を持っておすすめします。
反対に、「春から秋まで1着で済ませたい」「高速道路を長距離移動することが多い」という場合は、EJ-S103やEJ-S118なども比較検討した方が後悔は少ないでしょう。
最終的には、何を優先するかで評価が変わるジャケットです。

ただし、真夏の快適性という点では、EJ-S116は間違いなく有力候補の一着といえます。
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よくある質問
- QEJ-S116は高速道路でも使えますか?
- A
はい、EJ-S116でも高速道路の走行は可能です。
ただし、このジャケットは高速道路向けに設計されたモデルというよりも、真夏の街乗りや一般道ツーリングでの快適性を重視したモデルです。
そのため、高速道路を頻繁に利用する場合は次の点を理解しておく必要があります。
- 標準プロテクターは通気性重視の仕様
- 生地が薄いため安心感は控えめ
- 風圧を強く受けやすい
- 朝晩や標高の高い場所では寒く感じることがある
月に数回のツーリングで高速道路を利用する程度なら十分実用的ですが、長距離ツーリングや高速巡航が中心のライダーは、プロテクターの強化や安全性重視のモデルも検討するとよいでしょう。
- Q真夏の35℃超えでも涼しいですか?
- A
残念ながら、気温35℃を超えるような猛暑日では「まったく暑くない」というわけにはいきません。
ただし、EJ-S116は一般的なメッシュジャケットと比較しても通気性が非常に高いため、走行中の快適性はかなり優秀です。
特に時速40〜60km程度で流れている一般道では、風がジャケット内を抜ける感覚を得やすく、熱気がこもりにくい特徴があります。
一方で、次のような状況では暑さを感じやすくなります。
- 長時間の信号待ち
- 渋滞路での低速走行
- 無風状態の市街地
- 高湿度の日
これはEJ-S116に限らず、どのメッシュジャケットでも共通する特徴です。
そのため、「35℃でも快適そのもの」というよりは、「真夏用ジャケットの中ではかなり涼しい部類」と考えるのが現実的でしょう。
少しでも快適性を高めたい場合は、吸汗速乾インナーや冷感インナーを併用すると汗のベタつきも軽減しやすくなります。
- Q初めてのメッシュジャケットにもおすすめですか?
- A
はい、EJ-S116は初めてメッシュジャケットを購入する方にも十分おすすめできます。
その理由は、必要なプロテクターが最初から一式そろっていることと、軽くて着やすいためです。
初めてバイク用ジャケットを購入する方の中には、「重そう」「動きにくそう」というイメージを持っている人も少なくありません。
しかしEJ-S116はストレッチ性が高く、重量も比較的軽いため、普段着に近い感覚で着用しやすいモデルです。
また、肩・肘・背中・胸部のプロテクターが標準装備されているため、購入後すぐにライディングを始められる点も初心者には大きなメリットでしょう。
ただし、「最初の1着で一年中使いたい」と考えている場合は少し注意が必要です。
EJ-S116は夏向けに特化したジャケットなので、春先や秋の朝晩には寒く感じることがあります。
そのため、次のように考えると選びやすくなります。
- 夏用ジャケットを探している → 非常におすすめ
- 通勤・街乗り中心 → おすすめ
- 真夏の暑さ対策を重視 → おすすめ
- 一年中使える1着が欲しい → 他モデルも比較したい
初めてのメッシュジャケットとして選ぶなら、EJ-S116は「涼しさの基準」を知るうえでも満足度の高い一着になりやすいでしょう。






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