「車を買ったのに、駐車場に入らなかった」
実はこれ、珍しい失敗ではありません。
初めて車を買うとき、多くの人は車種・価格・燃費・デザインに目が向きます。
その一方で、意外と後回しにされがちなのが「駐車場の条件」です。
特にマンションや月極駐車場を利用している場合、
「高さ制限に引っかかった」「幅がギリギリで入らない」「車庫証明が取れなかった」など、
買ってから初めて問題に気づくケースが本当に多いんです。
私自身、これまで多くの車選び相談を受けてきましたが、
後悔の原因としてよく出てくるのが「駐車場をちゃんと確認していなかった」という声でした。
この記事では、車を買う前に必ず確認しておきたい
- 駐車場のサイズ・高さ・幅のチェックポイント
- 機械式駐車場で特に注意すべき条件
- 車庫証明や契約でつまずきやすい落とし穴
を、初心者の方にも分かりやすく整理して解説していきます。
「この車、うちの駐車場に本当に入るのかな?」と少しでも不安を感じているなら、
ぜひこのまま読み進めてください🙂
買ってから後悔しないための判断基準が、きっと見えてきます。
結論:車選びで一番先に確認すべきは「駐車場条件」です
結論からお伝えすると、車を買う前に最優先で確認すべきなのは駐車場条件です。
どんなに気に入った車でも、
- 駐車場の高さ制限を超えている
- 幅が足りずドアが開けられない
- 重量オーバーで機械式駐車場が使えない
- 車庫証明が取れず登録できない
このどれか一つでも当てはまると、その車は「買えない車」になってしまいます。
特に注意したいのは、SUVやミニバン、背の高い軽自動車を検討している場合です。
「高さだけ見てOKだと思ったら、幅や重量でアウトだった」という失敗は本当に多いです。
大切なのは、
車を探す → 駐車場を考える ではなく 駐車場を確認する → 買える車を絞る
この順番で考えること。
この記事では、駐車場条件を理由に後悔しないための具体的なチェックポイントを、 「なぜ確認が必要なのか」「確認しないとどうなるのか」という理由と一緒に解説していきます。

次からは、特に失敗しやすい駐車場の3大条件を、ひとつずつ見ていきましょう✨
駐車場で必ず確認すべき3大条件
【最重要】サイズ・寸法制限を確認する(高さ・幅・長さ・重量)
駐車場トラブルで一番多い原因が、この「サイズ・寸法制限」です。
そして厄介なのが、カタログ上のサイズを見ただけでは判断できないケースが多いこと。
特にマンションや都市部で多い機械式駐車場では、次の項目を必ず確認する必要があります。
- 全高(高さ制限)
- 全幅(ドアミラー・タイヤ外幅含む)
- 全長
- 車両重量
- 最低地上高
「高さは1.55mまで」「重量は2,000kgまで」など、
1mm・1kgオーバーしただけでNGになるのが機械式駐車場の世界です。
ここで重要なのは、“だいたい大丈夫”という感覚は一切通用しないということ。
実際に測って確認することが、失敗を防ぐ一番確実な方法です。
ボッシュ(BOSCH) レーザー距離計 EasyDistance 25 測定工具
駐車場の幅・奥行き・天井までの高さをその場で正確に測れるので、
機械式・屋内駐車場の確認にとても役立ちます。
メジャー 5m メジャー·巻き尺 巻尺 巻き尺、高品位炭素鋼製
タイヤ外幅やパレットの実寸、段差の高さなど、
最後のひと押し確認に欠かせないアイテムです。
「カタログではOKだったのに入らなかった」という失敗の多くは、
実寸を測っていなかったことが原因です。
特に注意したいポイントを、もう少し具体的に見ていきましょう。
高さ制限|1.55mの壁に要注意
一般的な機械式駐車場では、全高1.55m以下が基準になっていることが多いです。
この数値を超えるSUV・ミニバン・軽ハイトワゴンは、
ハイルーフ対応枠でないと入庫できません。
また、ルーフレールやアンテナ、後付けキャリアが原因で、
実際の全高がカタログより高くなっているケースもあるので注意が必要です。
幅・タイヤ外幅|「全幅OK」でも安心できない
見落とされがちなのが幅です。
車検証に記載されている全幅だけでなく、
- ドアミラーを畳んだ状態での実幅
- タイヤ外幅がパレットの溝に収まるか
ここまで確認しないと、「入るけど降りられない」「パレットに乗らない」といった問題が起きます。
重量・最低地上高|EV・大型車は特に注意
最近増えているEVや大型SUVは、
見た目以上に車両重量が重いことがあります。
また、スポーツモデルやエアロ装着車は、
入庫時の段差や勾配で下回りを擦るリスクも高くなります。

サイズ確認は地味ですが、ここを疎かにすると後戻りできません。
まずはこの「寸法チェック」を、車選びのスタート地点にしてください✨
契約と法的条件を確認する(車庫証明・2kmルール)
サイズが問題なくても、法的・契約的な条件を満たしていなければ、その車は所有できません。
ここでつまずくと、「車は買ったのに納車できない」という最悪の事態になります。
特に重要なのが、車庫証明(自動車保管場所証明書)です。
車庫証明が取れないと、車は登録できない
日本では、原則として車を所有するために
「この車を保管する場所があります」という証明が必要です。
この証明ができないと、
- ディーラーで登録が進まない
- 納車日が決まらない
- 最悪の場合、契約解除やキャンセル料が発生する
といったトラブルにつながります。
よく誤解される「2kmルール」
車庫証明には、いわゆる「2kmルール」があります。
これは、駐車場が自宅から直線距離で2km以内にある必要がある、というものです。
「徒歩で行けるからOK」「車で5分だから問題ない」
と思われがちですが、距離は直線で判断されます。
都市部では、条件に合う月極駐車場が限られていることも多く、
先に車を決めてしまうと詰むケースも珍しくありません。
保管場所使用承諾証明書にも注意
月極駐車場を借りる場合、
- 賃貸借契約書
- 保管場所使用承諾証明書(オーナーの署名・捺印)
これらが揃わないと、車庫証明は申請できません。
「あとで出します」「そのうち対応します」と言われて、
納車直前で止まるケースも実際にあります。
書類関係はサイズ以上に融通が利かないポイントなので、
早めに確認しておくことが大切です。
書類や手続きで不安がある方は、こちらも参考になります。

次は、意外と見落とされがちな「駐車場の構造と使い勝手」について解説します。
構造と使い勝手を確認する(勾配・段差・前面道路)
サイズも契約条件も問題ない。
それでも実際に使い始めてから「想像以上に使いづらい」と後悔する原因になるのが、
この駐車場の構造と使い勝手です。
ここは図面や数値だけでは分かりにくく、
現地で確認しないと気づけないポイントが多いので注意が必要です。
前面道路と切り返しスペース
駐車場そのものが広くても、
- 前面道路が狭い
- 一方通行で侵入角度が限定される
- 交通量が多く落ち着いて切り返せない
こうした条件が重なると、
毎回の出し入れが大きなストレスになります。
特に全長の長いミニバンやSUVは、
「1回で入らない」「何度も切り返す必要がある」
といったケースが多いです。
勾配・スロープは想像以上に危険
自走式立体駐車場や地下駐車場では、
スロープ(坂)の勾配が問題になることがあります。
勾配がきついと、
- フロントスポイラーを擦る
- 腹下をヒットさせる
- 出口でマフラーを打つ
といったトラブルが起きやすくなります。
特に車高が低い車や、エアロパーツ装着車では、
「入るけど傷だらけになる」という本末転倒な結果になりがちです。
夜間・雨天・混雑時も想像する
昼間に一度見ただけでは分からないのが、
- 夜間の見通しの悪さ
- 雨の日の視界・滑りやすさ
- 朝夕の出庫ラッシュ
毎日使う駐車場だからこそ、
「一番条件が悪い時間帯」を想像して判断することが大切です。
特に車高が低い車やスポーツカーを検討している方は、
こちらの記事もあわせて参考にしてください。

次は、駐車場トラブルの温床になりやすい
「機械式駐車場の種類とよくある勘違い」について解説します。
機械式駐車場の種類と「よくある勘違い」
マンションや都市部で車を持つ場合、
機械式駐車場は避けて通れない存在です。
ただし機械式駐車場は、
「入る/入らない」の判断を間違えやすいのが最大の落とし穴でもあります。
まずは代表的な種類と、それぞれの注意点を整理しておきましょう。
地上二段式・ピット二段式
上下に車を重ねて保管する、比較的シンプルなタイプです。
- 構造が単純で故障リスクは低め
- 下段は高さ制限が特に厳しい
ピット式の場合、下段は地下に沈む構造のため、
水害時の浸水リスクがある点にも注意が必要です。
昇降横行式(パズル式)
複数のパレットが上下・左右に動き、
空いたスペースに車を出し入れするタイプです。
- 収容台数が多い
- 入出庫に時間がかかる
- サイズ・重量制限が細かく設定されている
「前の車がSUVだから自分も大丈夫」という判断は危険です。
同じ枠に見えても、実は制限が違うケースもあります。
タワー式・エレベーター方式
高層ビル型の駐車設備で、セキュリティ性は高めですが、
- 高さ・重量制限が非常に厳しい
- 入出庫に時間がかかる
- 停電・故障時に出せない可能性がある
大型SUV・EV・重量級セダンは、
そもそも対象外になることも少なくありません。
一番多い勘違い:「ハイルーフ対応=何でも入る」
これは本当によくある誤解です。
ハイルーフ対応でも、
- 幅は通常枠と同じ
- 重量制限は変わらない
- 最低地上高の制限が厳しい
といったケースは多く、
「高さだけクリアしても失敗する」原因になります。
ここまで見てきて、
「そもそも今の駐車場条件に合う車が限られているかも…」
と感じた方もいるかもしれません。
駐車場制約をきっかけに、車のサイズそのものを見直したい場合は、
こちらの記事も参考になります。

次は、購入前から契約までを時系列で整理したチェック手順を解説します。
ここを押さえておけば、駐車場トラブルの多くは未然に防げます🙂
購入前〜契約までの具体的チェック手順
ここまで読んで、「確認することが多くて大変そう…」と感じた方もいるかもしれません。
でも大丈夫です。順番さえ間違えなければ、駐車場トラブルの多くは防げます。
ここでは、私がおすすめしている失敗しにくいチェック手順を、時系列で整理します。
① 先に「駐車場の条件」を把握する
まずやるべきは、車探しではなく駐車場の条件確認です。
- 高さ・幅・長さ・重量の制限
- 機械式か平面か
- 勾配・段差・前面道路
この時点で、「物理的に無理な車種」は候補から外します。
これだけで、後悔の8割は防げる印象です。
② 条件に合う車を絞り込む
駐車場条件が分かれば、
「この駐車場で現実的に乗れる車」が見えてきます。
ここでようやく、SUVかミニバンか、コンパクトか…といった
車選びの本番に進みましょう。
③ 現地で必ず確認・できれば試し入れ
図面や数値だけで判断せず、
必ず現地で確認することが重要です。
- 実際の幅感覚
- ドアの開き具合
- 切り返しのしやすさ
可能であれば、同クラスのレンタカーなどで
「試し入れ」をさせてもらうのが最も確実です。
④ 駐車場契約 → 車庫証明 → 車の契約
初心者の方が一番やりがちなのが、
車を先に契約してしまうことです。
安全なのは、
駐車場を確保 → 車庫証明の目処を立てる → 車を契約
この順番です。
ディーラーから「先に契約だけでも…」と言われても、
駐車場が確定するまでは慎重に判断してください。
「買ってから後悔したくない」「失敗パターンを事前に知っておきたい」という方は、
こちらの記事も参考になります。

次は、初心者が特に勘違いしやすい
「よくある誤解・注意点」をまとめて整理します。
よくある誤解・注意点まとめ
ここまでの内容を踏まえて、
初心者の方が特に勘違いしやすいポイントを整理しておきましょう。
「カタログサイズがOKなら入る」は危険
カタログや車検証の数値はあくまで車両単体の理論値です。
実際の駐車場では、
- ドアミラーを畳んだ状態の幅
- タイヤ外幅とパレット形状
- 天井・梁・配管との干渉
といった要素が加わります。
「数値上はOKだったのに入らない」という失敗は、
ほぼこの認識不足が原因です。
「前の人がSUVだったから大丈夫」は根拠にならない
同じ駐車場・同じように見える枠でも、
- 制限値が違う
- 後付けパーツの有無
- 車両重量が異なる
など、条件はまったく違うことがあります。
自分の車の条件でOKかどうかを必ず確認してください。
「契約してから何とかなる」はほぼならない
駐車場・車庫証明・車両サイズは、
後から調整ができない条件です。
契約後に問題が発覚すると、
- キャンセル料が発生する
- 別の駐車場を探す羽目になる
- 納車が大幅に遅れる
といった現実的なリスクが待っています。
SUV・ミニバンは「高さだけ見て失敗」しやすい
背の高い車を検討している人ほど、
- 幅
- 重量
- 最低地上高
の確認が抜け落ちがちです。

特に機械式駐車場では、
高さOK=使用可能ではない点を必ず覚えておいてください。
まとめ|駐車場条件は「車選びの一部」です
車を買うとき、多くの人が車種や価格に意識を向けます。
でも本当に後悔を分けるのは、その車を毎日置く場所=駐車場です。
今回お伝えしてきたポイントを、簡単に振り返りましょう。
- 車を買う前に、必ず駐車場の条件を確認する
- 高さ・幅・重量などのサイズ制限は実寸でチェックする
- 車庫証明や契約条件は後回しにしない
- 機械式駐車場は「入るかどうか」だけで判断しない
これらを意識するだけで、
「買ったのに入らない」「契約したのに納車できない」
といった取り返しのつかない失敗はほぼ防げます。
私の個人的な意見ですが、
駐車場条件を制約ではなく「フィルター」として考えると、
車選びはむしろ楽になります。
「この条件なら、どんな車が現実的か?」
そうやって考えることで、
無理のないカーライフが自然と見えてくるからです。
焦らず、測って、確認してから決める。
それが、長く満足して車に乗るための一番の近道だと、私は思っています🙂
参考文献・参考リンク
- 駐車場のサイズ制限で失敗しないための基礎知識|Park Direct
- 機械式駐車場の種類と特徴をわかりやすく解説|Park Direct
- 車庫証明が取れないケースと注意点まとめ|廃車110番ブログ
- 月極駐車場契約時に確認すべきポイント|月極パーキング情報
- 車庫証明と駐車場の基礎知識|Park Direct
- 機械式駐車場の制限サイズと実寸サイズの考え方|R-Pi
- 東京で駐車場を確保するための実践ガイド|e-housing
- 機械式駐車場とは?仕組み・注意点を解説|SUUMO
- 立体・機械式駐車場の基礎知識|チューリッヒ保険
- 機械式駐車場の注意点と車選びの考え方|KINTOマガジン
よくある質問
- Q駐車場が決まっていない状態で車を買っても大丈夫?
- A
おすすめできません。
特にマンションや月極駐車場を利用する場合、駐車場が確定していない状態で車を契約するのはリスクが高いです。理由はシンプルで、
- サイズ・重量制限に合う駐車場が見つからない
- 車庫証明が取れず登録できない
- 結果的にキャンセル料が発生する
といった事態が実際に起きているからです。
安全なのは、
「駐車場の確保 or 使用可能の確認 → 車の契約」
この順番です。
- QSUVでも機械式駐車場に入る車はありますか?
- A
ありますが、かなり条件は限られます。
ポイントになるのは、
- 全高が1.55m以下、またはハイルーフ対応枠であること
- 全幅・タイヤ外幅がパレットに収まること
- 重量制限を超えていないこと
SUVは高さだけでなく、幅と重量でNGになるケースが多いです。
「SUV=ハイルーフ枠ならOK」と考えず、
必ず駐車場の個別制限値と照らし合わせて判断してください。
- Q車庫証明が取れないと、どうなりますか?
- A
原則として、車を登録できません。
登録ができないということは、
- ナンバーが取得できない
- 公道を走れない
- ディーラーから納車されない
という状態になります。
「後から何とかする」はほぼ通用しないため、
車庫証明が取れるかどうかは購入前に必ず確認しておきましょう。










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