1. はじめに|その運転、違反かもしれません
ふだん何気なく運転しているとき、「これって違反になるのかな?」と迷った経験、ありませんか?たとえば、バス専用レーンを左折のために通ったとき、横断歩道の前に止まっている車の横をスッと通り抜けたとき……その行動、実は交通違反かもしれません。
交通ルールには、教習所で習っていてもつい忘れてしまいがちなものや、そもそも習った記憶すらないような細かいルールがたくさんあります。そしてそれらは、知らなかったでは済まされないのが現実。うっかり違反で反則金や点数を引かれるだけでなく、最悪の場合は事故にもつながってしまう危険があります。
この記事では、特に判断に迷いやすい8つの交通ルールを「交差点」「市街地」「高速道路」というシーン別にわかりやすく解説していきます。
「この行動、本当に大丈夫かな?」とモヤモヤしたまま運転を続けるのではなく、正しいルールを知って、安全で安心なドライブを目指しましょう!
2. 交差点で見落とされがちなルール(3選)
交差点は、車・自転車・歩行者が一斉に交わる場所だけに、注意すべきポイントがたくさんあります。でも中には、「えっ、それ違反なの!?」と驚くようなルールも。ここでは、見落としやすい3つのケースを紹介します。
2-1. 左折時の自転車専用レーン進入、OK?
「自転車専用レーンって、車が入っていいの?」と思った方、多いのではないでしょうか。
実は、左折する際には自転車専用レーンにいったん進入して、できるだけ左端に寄ってから曲がるのが正しいルールなんです。ただし注意点もあります。
例えば、自転車レーンと車道の間に黄色の実線が引かれていたり、「自転車専用通行帯・進入禁止」の標示があれば話は別。その場合は進入禁止なので、無理にレーンに入ると逆に違反になります。
つまり、左折のときは「左に寄るのが基本」だけど、そのレーンが進入可能かどうかも要チェック。もちろん、後ろから自転車が来ていないかの確認もお忘れなく!
2-2. バス専用レーンに入ってもいい場面とは?
「バス専用って書いてあったら絶対入っちゃダメ!」……たしかにそう思いがちですが、実は左折のために進入するのはOKなんです。
道路交通法では、車が交差点で左折する場合、できるだけ左端に寄る必要があると定められています。そのため、バス専用レーンが左端にあるなら、左折するためにそこに入るのはやむを得ない行為=違反ではありません。
逆に、専用レーンを避けて隣のレーンから左折してしまうと、それこそ「左に寄ってない」とみなされ、違反になるケースも。もちろん、バスの通行を妨げないよう十分に配慮することが大切です。
2-3. 横断歩道前の停車車両の横を通るときの注意点
信号のない横断歩道の手前で、1台の車がピタッと停止していたら……あなたはその車の横をそのままスーッと通り抜けていませんか?
それ、一時停止しなければ違反になります。
その車が停止しているのは、もしかすると歩行者が渡ろうとしているからかもしれません。車の陰に隠れて、渡ろうとしている人が見えにくいこともありますよね。

この場合、あなたの車も必ずいったん停止し、安全を確認してから徐行しましょう。一時停止をせずに通過すると、反則金や点数が課されるだけでなく、重大な事故につながる恐れもあるので要注意です。
3. 市街地でありがちな違反行為(3選)
交通量も人の出入りも多い市街地では、ちょっとした気のゆるみが違反につながることがあります。「普段よく見かける行動だから大丈夫」と思っていることが、実は法律違反だった――なんてケースも。ここでは見落とされがちな3つの違反行為を紹介します。
3-1. 同乗者が勝手に降りて違反になる?
意外かもしれませんが、同乗者がドアを開けるときも運転者の責任になるってご存じですか?
たとえば、後部座席の子どもが急にドアを開けて外に飛び出したとします。もし後ろから来た車が急ブレーキを踏んでヒヤッとしたとしても、その責任は「運転手」にあるんです。
道路交通法では、同乗者が車の乗り降りによって他の交通に危険を及ぼすことがないよう、運転者が必要な措置を取る義務があるとされています。つまり、子どもや高齢者などがいる場合は、チャイルドロックやドアロックを活用して事故を防ぐのが運転者の役目。
降車のときも、後方の確認をしてからドアを開けるよう声をかけるなど、日頃から注意しておきたいポイントです。
3-2. エンジンかけたまま車を離れると違反?
コンビニで「ちょっとだけだから」とエンジンをかけたまま車を離れたこと、ありませんか?
でもこれ、れっきとした交通違反です。
法律では、車を離れるときはエンジンを止めて、パーキングブレーキをかけ、さらに鍵を抜いて施錠することが義務付けられています。たとえオートマ車でPレンジにしていても、エンジンがかかったままだと違反になるんです。
万が一、誰かが勝手に運転して事故を起こしたら……責任は車の持ち主に問われる可能性も。安全面でも防犯面でも、たとえ数分でも必ずエンジンを切って離れるクセをつけておきましょう。
3-3. ハイビームのまま走るのは違反?
夜道を走っているとき、見通しが悪いからとずっとハイビームで走行している人、意外と多いかもしれません。でも実はこれも、条件によっては違反になるケースがあります。
基本的に、ハイビームは周囲に車や歩行者がいないときに使うもの。対向車や前を走る車、自転車などが近くにいる場合は、ロービーム(すれ違い用前照灯)に切り替える義務があります。
特に注意したいのが、自転車です。ハイビームのままだと、まぶしさで相手の視界が奪われ、事故の原因になることも。オートハイビーム機能が付いていても、状況に応じて手動で切り替える意識が大切ですね。

ちなみに、ハイビームが作動しているかは、メーターのインジケーター(青色の弾丸マーク)を見ればわかりますよ!
4. 高速道路でやりがちなNG行為(2選)
高速道路ではスピードも速く、一般道よりも一つのミスが重大な事故に直結することがあります。そのため、意外と知られていない“違反行為”でも厳しく取り締まられることがあるんです。ここでは、多くのドライバーがうっかりやってしまいがちな2つのケースをご紹介します。
4-1. 高速でガス欠すると違反になる?
「サービスエリアで給油する予定だったけど、閉まってた…」なんて経験ありませんか?
そのまま走り続けて、途中でガス欠――実はこれ、違反です。
道路交通法では、高速道路に乗る前に燃料や冷却水、オイルの点検をし、途中で動けなくなるような状態を避ける義務があるとされています。つまり、ガソリン不足で止まってしまうのは「予測できたはずのトラブル」と見なされ、違反扱いになるんです。
しかも、高速道路上で停車すれば後続車との衝突リスクが高く、二次事故の原因にもなりかねません。高速に入る前に給油を済ませておくことが鉄則。特に夜間はガソリンスタンドが閉まっていることもあるので、早め早めの行動を心がけましょう。
4-2. 三角停止板なしで停車したらどうなる?
高速道路で車が故障して停車……そんなとき、「ハザードだけ付けて車の外へ」なんて行動をしていませんか?
それ、違反です。
高速道路上で緊急停車した場合、ハザードランプだけでなく、停止表示器材(いわゆる三角停止板)を設置することが義務付けられています。しかも、車の後方に一定距離を取って設置しないといけません。
「発炎筒を使えばいいんじゃないの?」と思った方、それだけではダメ。発炎筒は数分で消えてしまううえ、三角板のような反射機能もないので、法律上は別物扱いなんです。

最近では、視認性が高い「パープルセーバー」のようなLED停止表示灯も登場しており、夜間でも遠くから確認しやすいのでおすすめです。
高速道路に乗る前に、トランクに三角表示板が積んであるかどうか、一度確認してみてくださいね。
5. まとめ|安全運転は「知識」から始まる
ここまで読んで、「えっ、それも違反になるの!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
普段の運転のなかで、悪気なくやってしまっている行動でも、じつはルールに反していた――そんなことが意外とたくさんあるんです。とくに、交差点や市街地、高速道路のように多くの車や人が交差する場面では、一つひとつの判断が事故やトラブルを防ぐカギになります。
でも大丈夫。正しい知識を持っていれば、防げる違反や危険はたくさんあるんです。
運転免許を取ったときの記憶だけに頼るのではなく、時々こうしたルールを見直すことが、安全運転の第一歩。この記事をきっかけに、あなたの運転がより安心で快適なものになれば嬉しいです。
よくある質問
- Q自転車専用レーンに車が入っても本当に大丈夫?
- A
はい、左折のために左端へ寄る目的であれば進入してOKです。ただし、黄色の実線や「進入禁止」の標示がある場合は進入禁止となります。また、自転車やバイクとの接触を防ぐため、必ず後方を確認してから進入しましょう。
- Qバス専用レーンを通って左折するのはいつでもOK?
- A
左折のための進入はやむを得ない行為として認められています。ただし、バスの進行を妨げないよう、注意して通行しましょう。バス専用レーンを避けて左折すると、逆に「左に寄っていない」と見なされ違反になるケースもあります。
- Qハイビームのまま走っていて違反になるのはどんなとき?
- A
対向車や前方を走る車・自転車がいるのにハイビームを切り替えないと違反になります。相手の視界を奪って事故を引き起こすリスクがあるからです。特に市街地やすれ違い時はロービームへの切り替えを忘れずに。






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