はじめに
車を買うときに人気の支払い方法のひとつが「残クレ(残価設定型ローン)」です。毎月の支払いを抑えられるので、「新車に手が届きやすい!」というメリットがありますよね。ところが、契約期間の途中で「やっぱり車を手放したい」「次の車に乗り換えたい」と思うこともあるはずです。
そんなとき気になるのが、「残クレって途中解約できるの?」という点。さらに「違約金が発生するんじゃないか」「ローンが残っている車を売れるのか」など、不安に感じる方も少なくありません。
この記事では、残クレ契約中の途中解約の可否や条件、残債の精算方法、車を高く売るコツまでを、わかりやすく解説します。最後には「損をしないための具体的な手順」もまとめていますので、これから解約や乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてください。
残クレは途中解約できる?
結論から言うと、残クレは契約期間の途中でも解約できます。この手続きは「早期完済」や「期限前返済」と呼ばれていて、契約満了まで待たなくてもローンを終了できる仕組みです。
ただし条件があります。それは、残っているローン(残債)を一括で支払うことです。ここでいう残債とは次の2つを合計した金額を指します。
- 今後の月々の支払い残高
- 契約時に設定された最終回の大きな支払い額(残価)
つまり、「あと何回か支払えば終わりだから、そこだけ前倒しで払いたい」といった部分的な早期返済はできず、原則としてまとめて一括精算が必要になります。

この仕組みを知らずに途中解約を考えると、「え、こんなに残ってたの!?」と驚くケースもあるので、まずは自分の契約内容と残債の総額を確認しておくことが大切です。
違約金やペナルティはある?
「途中で解約すると高額な違約金がかかるのでは…?」と心配する方も多いですが、安心してください。残クレの早期完済で特別な違約金や解約手数料がかかるケースはほとんどありません。
ただし、まったくお金がかからないわけではなく、次のような実費は発生する可能性があります。
- 車の名義変更に伴う印紙代
- 書類作成や手続き代行の手数料
これらはあくまで「車の売却や所有権移転に必要な通常の手続き費用」であって、ローンを途中でやめること自体へのペナルティではありません。ですので「違約金で損するのでは?」と過度に心配する必要はないのです。

要するに、解約そのものに特別な罰金はなく、残債をしっかり一括で清算すればスムーズに手続きできると考えてOKです。
車を売って残債を精算する方法
残クレを途中解約する際に一番多いのが、車を売却して残債を清算するパターンです。自己資金で一括返済できれば理想ですが、まとまった現金を用意するのは大変ですよね。そのため、多くの方は「売却代金でローンを完済 → 所有権解除」という流れになります。
このときに大切なのが、車をできるだけ高く売ること。売却価格が高ければ高いほど、残債との差額が減り、場合によってはお金が戻ってくることもあります。
車を高く売るコツ
- ディーラー下取りより買取専門店がおすすめ
ディーラーは新車販売がメインのため、下取り価格は控えめになりがちです。一方、中古車買取専門店は市場相場を踏まえて積極的に査定してくれるので、数万円~数十万円単位で差が出ることもあります。 - 複数業者に査定依頼をする
最低でも3社以上に見積もりを出してもらいましょう。同じ日に同時査定を依頼すると、業者同士の競争が働き、より高い価格を引き出せる可能性が高まります。 - タイミングを工夫する
人気モデルや高需要シーズン(新生活やボーナス時期など)に売却すると、査定額が上がりやすい傾向があります。

特に旧車や希少モデルを所有している方は、旧車専門の買取サービスを利用するとより高額査定が期待できます。一般の買取業者では評価されにくい部分も、専門店ならしっかりプラス査定してくれるからです。
ローン中の車売却手続きの流れ
「ローンが残っていると売れないのでは?」と思う人も多いですが、実際には買取専門店が代行してくれるので心配いりません。大まかな流れは以下のとおりです。
ステップ1:残債額を確認する
まずはローン会社やディーラーに連絡し、一括返済に必要な総額を確認しましょう。これを把握しないと次の行動に移せません。
ステップ2:ディーラーへ事前連絡(任意)
必須ではありませんが、お世話になったディーラーへ「買取店で売却して早期完済したい」と伝えておくと、所有権解除などの手続きがスムーズに進むことがあります。
ステップ3:複数の買取店に査定依頼
3社以上に査定依頼するのが鉄則。できれば同日に同時査定をお願いして、競争させるのが高値を引き出すコツです。
ステップ4:売却先を決定し、必要書類を準備
売却が決まったら、買取店から案内される必要書類を用意します。一般的には以下の書類が必要です。
- 印鑑証明書
- 委任状
- 納税証明書
- 車検証
- 自賠責保険証
ステップ5:残債精算と所有権解除
買取店がローン会社に残額を支払い、完済を確認後に所有権解除を行います。その後、車の名義を買い取り業者へ移す流れです。売却額が残債を上回れば差額が入金され、下回れば不足分を支払う形になります。

複雑に感じるかもしれませんが、ほとんどの手続きを買取業者が代行してくれるので、利用者は書類を準備するだけで済むケースが多いですよ。
売却後に忘れがちな保険の手続き
車を手放したあとに意外と忘れがちなのが、自動車保険(任意保険)の手続きです。 「売却したから解約すればいいや」と思う方も多いのですが、実はただの解約だと損をしてしまうことがあります。
中断証明書を必ず発行してもらう
ポイントは、解約の際に「中断証明書」を発行してもらうことです。 中断証明書があれば、いま持っている保険の等級(ノンフリート等級)を最長10年間キープできます。
例えば、売却時に「20等級」であれば、そのまま等級を保存可能。将来、再び車を買ったときに高い等級からスタートでき、保険料を大幅に節約できるのです。
保険の見直しもチャンス
また、次に車を購入するときは保険を見直す絶好のタイミングでもあります。 複数社の見積もりを一括で比較できるサービスを利用すれば、自分に合った補償内容をより安く契約できる可能性があります。

売却後は「車の引き渡し」と同じくらい大事な手続きとして、必ず保険の中断証明書を発行しておきましょう。
途中解約・売却で「損しない」ためのポイントまとめ
残クレを途中で解約して車を売却する場合、やり方を間違えると損をしてしまうことがあります。ここまでの内容を整理すると、損をしないためのポイントは次のとおりです。
- 途中解約は可能だが、一括返済が必須
残債は「毎月の残り+最終回の残価」を合計した金額。部分的な返済はできないので注意。 - 違約金やペナルティは基本なし
発生するのは名義変更などに伴う実費のみ。解約自体に高額なペナルティはない。 - 車は買取専門店に査定してもらう
ディーラー下取りより高額査定が期待できる。複数業者に同時査定を依頼するのがベスト。 - 売却後は保険の「中断証明書」を忘れずに
等級を最長10年間キープでき、次回の車購入時に保険料を大幅節約できる。

この4つを意識して動けば、残クレの途中解約でも余計な損を防ぎ、スムーズに新しいカーライフへ移行できますよ。
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よくある質問
- Q残クレの途中解約は分割払いでできる?
- A
いいえ、できません。残クレの途中解約は原則として一括精算のみ。毎月の分割払いを続けながら早期解約することはできない仕組みになっています。
- Q売却価格が残債より低かったらどうなる?
- A
差額(不足分)は自己資金で支払う必要があります。逆に売却価格が残債を上回れば、その差額が手元に戻ってくるので、できるだけ高額査定を目指すことが重要です。
- Q保険の中断証明書はいつ発行してもらえばいい?
- A
車を売却して保険を解約するタイミングで依頼するのがベストです。発行手続きを忘れると等級がリセットされてしまい、将来の保険料が高くなる可能性があります。






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