1. はじめに
車検や定期点検に出したあと、楽しみにしていた愛車を引き取りに行ったら――「え、こんな傷あった!?」と愕然とした経験はありませんか。
長年大事に乗ってきた車に、預ける前にはなかったキズや擦り跡が見つかるとショックは大きく、同時に怒りや不安も込み上げてきます。
しかし、こうしたトラブルは意外と珍しくありません。整備工場やディーラーでの車の移動・洗車・作業の際に傷がついてしまうケースは実際に起きています。そして多くの人が「証拠がないから仕方ない」「業者と揉めたくない」と泣き寝入りしてしまいがちです。
でも安心してください。本記事では、車検後に傷を見つけたときに泣き寝入りせず冷静に対応するための3つの鉄則をわかりやすく解説します。
具体的には、証拠を残す方法、修理費用を業者に負担させる交渉のコツ、そして保険や弁護士費用特約を活用した切り札まで、実際に役立つ手順を紹介していきます。
「もし自分の車に同じことが起きたら?」と想像しながら読み進めてもらえれば、いざというときに焦らず行動できるはずです。愛車を守るための知識を、ぜひここで身につけていきましょう。
2. トラブル事例と問題点

まずは実際に起きたトラブル事例を見てみましょう。あるオーナーは車検で車を預けたところ、引き取り時に見覚えのない擦り傷を発見しました。驚いて確認すると、施設側は「移動中に擦ってしまった」と事実を認めたものの、1週間の預かり期間中に一切連絡がなかったのです。
さらに問題はここから。オーナーへの相談もなく、施設側が勝手に板金塗装を済ませていたのですが、その仕上がりはとてもプロの仕事とは言えないレベル。塗装のムラや周囲の磨き傷が残っており、新しい洗車傷まで増えてしまっていました。指摘しても明確な謝罪はなく、いきなり「磨いて直します」と作業を始めようとするなど、誠意に欠ける対応が続いたそうです。
この事例から見えてくる業者側の重大な問題点は次の3つです。
- 報告・相談なしの勝手な修理:車の所有権はあくまで顧客にあります。修理の判断を無視して作業を進めるのは信頼を壊す行為です。
- 不完全な修理:本来なら隠そうとせず、正しい方法で直すべきところを、急ごしらえで済ませたためクオリティが低くなっています。
- 誠意を欠いた対応:新たな傷を指摘されても謝罪せず、相談なく作業を始めようとする態度は顧客を軽視している証拠です。

こうした流れを見ると、「業者を全面的に信用して任せるのは危険だ」と痛感しますよね。では実際にトラブルに直面した場合、どのように泣き寝入りを避け、冷静に立ち回るべきなのでしょうか。次の章では、そのための具体的なステップを解説します。
3. 泣き寝入りを避けるための3ステップ
ここからは、実際にトラブルに直面したときに泣き寝入りしないための具体的な行動ステップを解説します。ポイントは「冷静さ」と「記録力」、そして「交渉術」です。
ステップ1:現状の証拠を残す(最重要)
まず最優先は証拠を残すこと。これ以上相手に車を触らせる前に、自分で徹底的に状況を記録しましょう。
- 写真と動画を撮影:傷のアップだけでなく、車全体や位置関係も分かるように多角的に撮ります。
- やり取りをメモ:日時・担当者の名前・発言内容を必ず記録し、「言った言わない」を防ぐようにします。
- 担当者立ち会い:可能であれば業者側の担当者にも同席してもらい、その場で双方が確認する形にすると安心です。
このとき役立つのが以下のアイテムです。
高画質で全方向を録画できるドライブレコーダーは、預ける前から「証拠作り」にも役立ちますし、スマホホルダーを使えば撮影もスムーズ。さらにLEDライトがあれば暗所や屋内ガレージでも細かい傷を確認できます。
ステップ2:修理のやり直しと費用負担を明確にする
不完全な修理には納得せず、信頼できる別の工場やディーラーで修理し直すことを提案しましょう。その際は「費用は業者が全額負担する」ことをはっきり伝え、必ず書面に残すことが大切です。口約束では後で反故にされるリスクがあるため、一筆書いてもらいましょう。
ステップ3:弁護士費用特約を切り札にする
精神的苦痛に対して高額な慰謝料を得るのは難しいですが、ここで役立つのが自動車保険の弁護士費用特約です。
「これ以上話が進まないようなら、弁護士費用特約を使って専門家に相談します」と冷静に伝えるだけで、相手の態度が一変することもあります。専門家の介入を示唆することで、交渉を有利に進められる可能性が高まります。
4. 根本的な解決策
ここまで紹介したステップでトラブルを解決できたとしても、心の中に「もうあの業者には預けたくない」という不信感が残るはずです。実際、信頼を失った相手と今後も付き合いを続けるのは、大きなストレスになります。
そこで最も重要なのが、今後は信頼できる新しいパートナーを見つけることです。具体的には以下のような基準で探すと安心です。
- 口コミや評判が良い整備工場・ディーラーを選ぶ:ネットレビューだけでなく、知人の紹介なども参考にしましょう。
- 説明が丁寧で透明性がある:作業内容や費用をきちんと説明し、記録や見積もりを残してくれる業者は信頼度が高いです。
- 万が一のトラブルに誠実に対応してくれる:「もしものとき」にどのように対応してくれるか、事前に確認しておくと安心です。

つまり、今回のようなトラブルを教訓に、業者選びの基準を見直すことが最大の防御策。信頼できる整備工場やディーラーを見つけることで、これからのカーライフは安心して楽しめるようになります。
5. まとめ
車検や点検に出したあと、戻ってきた愛車に傷がついていたらショックは大きいものです。しかし、そこで泣き寝入りしてしまうと「不安」と「不信感」だけが残ってしまいます。大切なのは、冷静に行動して自分の権利を守ることです。
今回紹介した鉄則は次の3つでした。
- 証拠を残す:写真・動画・メモを徹底的に記録する。
- 修理費用は相手に負担させる:信頼できる別工場で修理し、その費用は業者に全額負担させる。
- 弁護士費用特約を活用する:交渉が行き詰まったら専門家の力を借りる。
そして最終的には、不信感を抱いた業者とは縁を切り、信頼できる新しいパートナーを見つけることが根本的な解決につながります。
「もし同じことが起きたら…」と心配な方は、日頃からドライブレコーダーやスマホホルダー、LEDライトなどを備えておくのも有効な対策です。証拠を残す準備をしておくだけで、安心感が全く違います。

愛車を守るのはオーナーであるあなた自身。今回の内容を参考に、泣き寝入りせずにしっかりと権利を主張できるカーライフを送ってください。
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よくある質問
- Q車検後に傷を見つけたら、その場で指摘しないと対応してもらえない?
- A
必ずしもその場で指摘しなければならないわけではありません。帰宅後に気づいた場合でも、すぐに連絡し証拠を提示すれば対応してもらえる可能性は十分あります。発見したらできるだけ早く、写真や動画を添えて報告しましょう。
- Q修理は必ず車検を依頼した業者にやってもらうべき?
- A
いいえ、必ずしもその必要はありません。信頼できない場合は、別の整備工場やディーラーで修理を依頼し、その費用を相手に負担させる方法が最善です。勝手に修理を進められないよう「こちらで修理先を指定します」とはっきり伝えましょう。
- Q弁護士費用特約は本当に車検トラブルでも使える?
- A
多くの保険会社では、「自動車の所有・使用・管理に起因する偶然な事故」に該当すれば対象となります。車検や修理中の傷トラブルも範囲に含まれるケースが多いため、まずは加入している保険会社に確認するのがおすすめです。相談費用を気にせず専門家に頼れるのは大きな安心につながります。






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