【はじめに】|軽トラが海外でブーム!?その理由を探ります
日本では農業用や工事現場の足としておなじみの「軽トラック」、通称“軽トラ”。狭い道でもスイスイ走れて、荷物もたっぷり運べる働き者として、長年にわたり日本のインフラを支えてきました。
ところが近年、この軽トラがアメリカをはじめとする海外で注目の的になっているのをご存知でしょうか?
「えっ、あんな小さな車が?」「アメリカってピックアップトラックの国じゃないの?」と思われる方も多いはず。実はこのギャップこそが、軽トラ人気のヒミツだったんです。
SNSでは「#keiTruck」「#JDM」などのハッシュタグとともに、カスタムされた軽トラが次々とシェアされ、アウトドアや農場、さらにはキャンピングカーとしてまで活躍している様子が話題に。
この記事では、
- 軽トラックの基本構造と魅力
- メリット・デメリット
- そしてなぜ今アメリカで“軽トラブーム”が起きているのか
この3つのポイントを軸に、**「日本で見慣れた存在が、なぜ海の向こうで輝くのか?」**その理由をわかりやすく解説していきます。
【1】軽トラックとは?|構造・特徴をわかりやすく解説
軽トラック、通称「軽トラ」は、日本の軽自動車規格に基づいて作られた小型トラックです。いわば、都市部でも山道でもスイスイ動ける“万能な働き車”。でも実際にはどんな構造で、どんな特徴があるのか?ここでざっくり見ていきましょう。
🚛 コンパクトなのに荷物が運べるサイズ感
軽トラは、車体のサイズが決まっています。
全長3.4m以下・全幅1.48m以下・全高2m以下・排気量660cc以下。この小さなサイズの中に、最大積載量350kgの荷台がしっかり確保されています。
荷台の広さも工夫されていて、長さ約1.94m×幅約1.41mが一般的。家庭用の冷蔵庫や大工道具、農機具など、日常の作業には十分すぎるほど積めます。
⚙️ MT(マニュアル)率が高いのも特徴
2021年のデータでは、軽トラックの約75%がマニュアルトランスミッション(MT)。オートマ(AT)より操作が多いですが、そのぶん荷物の重さや路面状況に合わせて自在にギアを選べるのが魅力。
またMT車は構造がシンプルなぶん、車両価格が安く、故障しにくいという利点もあります。
🧱 “本格的すぎる”構造に注目!
軽トラには、見た目以上のタフさがあります。
それを支えているのが、ラダーフレーム構造という本格トラックと同じタイプの骨組み。万が一ボディが傷んでも、フレームがしっかりしていれば走行可能。過酷な環境でもビクともしません。
さらに駆動方式はすべて後輪駆動(FRや4WD)。FF(前輪駆動)の軽自動車とは一線を画しています。
荷物を積んだときのトラクション性能を最優先して設計されているので、滑りやすい坂道やぬかるみもグイグイ登れるんです。
🪟 小回り最強!キャブオーバー設計
軽トラはエンジンの位置が運転席の下にある「キャブオーバー」構造。
このおかげでホイールベース(車の前後タイヤの間隔)が短く、小回りが驚くほど利きます。農道や細い山道、街中の裏道でもスムーズに動けるのはこの構造のおかげです。
🏭 現在の製造メーカーはたった2社だけ!
今、日本で販売されている軽トラは、実質的にダイハツとスズキの2社の寡占状態。
他のメーカー(ホンダ・三菱・マツダ・スバルなど)は、これら2社からOEM供給を受けて販売しているだけです。

こうして見ると、軽トラックってただの小さい車じゃないんです。
**本格トラックの要素を凝縮した“超実用マシン”**なんですね。
【2】軽トラのメリットとデメリット|“壊れない・使える”理由
軽トラックが日本で長く愛され、今や海外でも注目される理由。それは「とにかく使える!」という圧倒的な実用性にあります。
でも、良いところばかりじゃないのも事実。ここでは軽トラのメリットとデメリットをしっかり見ていきましょう。
✅ 軽トラのメリット
💴 維持費が圧倒的に安い!
- 軽トラックは軽自動車の一種なので、自動車税も車検代も格安。
- 自動車税はなんと年間5,000円!これは軽乗用車の半額以下。
- 車両価格もお手頃で、新車でも88万円〜150万円程度で購入可能です。
🏞 狭い道や悪路にも強い!
- 全幅1.48mという圧倒的なコンパクトさが最大の強み。
- 小回りが利くので、農道・山道・細い路地などもスイスイ走行できます。
- 地上高も高めで、ぬかるみや段差に強く、悪路での走行性能も◎。
🔧 メンテナンスが楽で壊れにくい!
- MT車が多いため構造がシンプルで、故障リスクが低い。
- ラダーフレーム構造により、多少ぶつけても走行に支障が出にくい。
- 修理も簡単な部類で、DIYメンテにも向いています。
🚙 用途の幅が広すぎる!
- 軽トラは“ただの荷物運搬車”ではありません。
- **灯油販売車、屋台カー、キッチンカー、キャンピングカー、オフロード仕様車…**など、改造ベースとして大人気。
- 最近はアウトドア好きのセカンドカーとしても選ばれることが増えています。
⚙️ ギア比が絶妙に設定されている
- 軽トラは660ccという小さなエンジンで350kgも積むため、ギアが細かく設定された“クロスレシオ”タイプ。
- これにより、パワーバンドを維持しやすく、荷物を積んでもグイグイ走るんです。
- ただしその代わり、高速巡航はちょっと苦手です(後述のデメリットにて)。
⚠️ 軽トラのデメリット
🚗 室内がめちゃくちゃ狭い
- 運転席は最低限のスペースで、シートのリクライニングができない車種も多め。
- ヘッドレストも固定式だったりして、長距離移動にはちょっとツラいかも。
- 基本2名乗りで、荷物スペースも車内にはほとんどなし。
🛡 衝突安全性が低い
- キャブオーバー構造は小回りに有利ですが、前方にクラッシャブルゾーンが少ないという弱点も。
- つまり、正面衝突したときの衝撃を吸収しきれず、ドライバーへのダメージが大きくなるリスクがあるのです。
- 最近のモデルでは、スマートアシストなどの安全装備が搭載されはじめていますが、乗用車に比べればまだまだ。
🪑 乗り心地は“トラック”です
- 荷物を積んで初めてバランスが取れるように設計されているため、空荷だと跳ねるような乗り心地になります。
- サスペンションは硬めで、舗装路でも段差がゴツゴツ響くことがあります。

ここまで見ると、デメリットも少なくない軽トラック。
ですが、**「そこまで快適じゃなくても、とにかく実用的な車が欲しい!」**という人にはぴったりなんです。
だからこそ、日本だけでなく海外でも人気が高まっているというわけですね。
【3】なぜアメリカで軽トラが人気なのか?
日本の片田舎を元気に走り回る“働き者”の軽トラック。
それがまさかアメリカで注目を集めているとは、正直ちょっと驚きますよね。でも、実はこの現象、単なるブームではありません。軽トラにはアメリカ人の心をくすぐる理由がしっかりあるんです。
💸 アメリカでも求められる「コスパの良さ」
アメリカといえば、フォードF-150やRAMなど、巨大なピックアップトラックが人気ですが、燃費や価格はそのぶん大きな負担になります。
- フォードF-150の新車価格:約500万円〜
- 軽トラの輸入価格(中古):約90万〜150万円
- 燃費:軽トラはF-150の約2倍!
**「コンパクトで安くて使える」**という点は、インフレや燃料費高騰の続くアメリカでも重要視されているんです。
🚛 デザインも“アメリカ人好み”だった!
「軽トラって、どこか昔のトヨタハイラックスっぽいよね」
そんな声がSNSでもちらほら。四角くて機能的なデザイン、シンプルな道具感、そしてトラックとしての存在感。これはアメリカのトラック文化と驚くほどマッチしています。
「ちょっと変わった、だけど使えるトラック」として、DIY好きやアウトドア派のJDM(Japanese Domestic Market)ファンに刺さっているのです。
📅 カギを握るのは「25年ルール」
アメリカでは、排ガス規制などに適合していない外国車を輸入するには、原則25年以上経過していないとNGというルールがあります。
これが通称「25年ルール」と呼ばれる制度です。
つまり、1998年以前に製造された軽トラであれば、合法的に輸入・登録して公道を走れるというわけ。
今まさに90年代の軽トラがどんどんアメリカに渡っている背景には、このルールのタイミング的な追い風があるんです。
🏞 私有地・農場・工場での実用性もバツグン!
軽トラの強みは、サイズが小さいのに荷物がたくさん積めること。これはアメリカの広大な私有地でも役立ちます。
実際に軽トラは、以下のような場面で活躍中:
- 広い農場での移動や資材運搬
- ゴルフ場やイベント施設での裏方作業
- 工場内や敷地内での道具運び
- 一部の州ではオフロード車(ATV)登録で走行可能
21の州では、軽トラをATV(全地形対応車)扱いで登録することで、新しい年式のモデルでも輸入・運用が可能となります。
ただし、高速道路は走れず、**最高速度も制限(約80km/h以下)**されるなど、条件はつきます。
🧰 “本格トラック構造”がアメリカ人の心を掴む!
アメリカ人が「軽トラはただ小さいだけじゃない」と気づく瞬間――
それが、ラダーフレーム構造の存在です。
多くの小型車がモノコック構造なのに対し、軽トラはトラックと同じラダーフレーム。つまり、サイズは小さくても中身は“ガチのトラック”。
これがオフローダーや整備好きに刺さっているのは間違いありません。
🏕 アウトドア・カスタムベースとしても人気
軽トラはキャンプ仕様にしたり、ルーフテントを載せたり、キッチンカーに改造したりと**“遊びのベース車”としても万能**。
SNSやYouTubeでは、軽トラをDIYでカスタムしたアメリカ人の動画が数多く投稿されており、その汎用性の高さが海外でも共感を呼んでいるのです。

このように、軽トラは「たまたま流行っている」のではなく、アメリカ人のニーズや価値観にピタリとハマったからこそ、自然と人気が広がっているというわけです。
【4】実際に使われているシーン(米国事例)
軽トラがアメリカで「カッコいい」「便利そう」だけで終わらず、実際に日常で活躍している姿を目にする機会がどんどん増えています。ここでは、リアルな活用シーンをいくつかご紹介します。
🏰 ニューヨークの「レゴランド」で大活躍!
なんとニューヨーク州のレゴランドでは、施設内の荷物運搬用として軽トラックが活用されています。
園内の道は狭く、急カーブや混雑も多いため、大きな車では取り回しが大変。そこで重宝されているのが、小回りの利く軽トラです。
「日本の軽トラがレゴブロックの世界を支えている」なんて、ちょっとワクワクしますよね。
🏕 キャンピングカーへの改造がブームに!
アメリカのDIY文化と、軽トラの“いじりやすさ”は抜群の相性。YouTubeやInstagramでは、
- 軽トラにウッド製シェルを載せた自作キャンパー
- 屋根にテントを設置したオーバーランダー仕様
- サーフィン&釣り用にカスタムされた趣味全開のセカンドカー
などなど、多種多様なスタイルの軽トラカスタムが紹介されています。
「軽くて、安くて、自由にできる」=最高の遊び道具として注目されているんです。
🍠 移動販売車やキッチンカーとしても
日本でもおなじみの石焼き芋や屋台スタイルは、アメリカでも「ユニークで面白い」としてウケが良いんです。
- カフェスタンド風に内装したモバイルコーヒーショップ
- 軽トラをベースにしたクラフトビールのテイスティングカー
- キャンピング仕様と併用した週末だけのフードトラック
など、スモールビジネスの足として軽トラが大活躍しています。
🏭 工場や農場での“働く車”としても大好評!
本来の役目ともいえる、運搬・作業用としての需要も健在です。
- 工場敷地内での部品・資材の移動
- ワイン用ブドウ畑での収穫運搬
- 大規模農場での工具・燃料の運搬
など、「大きな車じゃ持て余すけど、手押し台車じゃ足りない」ような場面で**“ちょうどいい存在”**として支持を集めています。
🚙 JDMイベントでも大人気の展示車に!
各地で開催されているJDMイベント(日本車ファンの交流会)では、スポーツカーに混じってカスタム軽トラも大人気。
ローダウン+ホイール交換+ウッドベッド化など、日本のカスタム文化を取り入れた車両が数多く展示されています。
「自分で輸入して、ここまで仕上げたんだよ」と話すオーナーたちは、まるで趣味の延長で楽しんでいるような笑顔を見せてくれます。

このように軽トラは、単なる輸入車ではなく、アメリカ人の生活やカルチャーに溶け込み始めている存在。
機能性・価格・カスタム性のバランスが絶妙だからこそ、ここまで幅広く使われているんですね。
【5】軽トラを買いたい人向けの選び方ガイド(米国・日本向け)
「軽トラがちょっと気になってきた…」
そんなあなたのために、日本国内・アメリカ在住者それぞれの立場で、失敗しない軽トラの選び方ガイドをまとめました。
🇯🇵 日本で軽トラを買うなら?|国内ユーザー向けのポイント
🚘 新車?それとも中古?
- 新車購入のメリット
- 安心の保証付き
- 衝突軽減ブレーキなどの最新安全装備搭載車が選べる
- 自分好みのカラーやグレードを選べる
- 中古購入のメリット
- コストを抑えられる(30万円台の良質車もアリ)
- 年式が古くても走行距離が少なければ狙い目
- 荷台の使用状況(凹みやサビ)をチェックするのがコツ
🏷 OEMモデルの違いに注意
現在の軽トラは、ダイハツ(ハイゼット)とスズキ(キャリイ)の2社が自社開発しており、他社(ホンダ・マツダ・日産など)は基本的にOEM(別名で販売)です。
例:
- マツダスクラム → スズキキャリイのOEM
- 日産NT100クリッパー → 同上
中身は一緒でも、メーカーごとに保証・部品供給体制に差があるので、購入時には販売店にしっかり確認しましょう。
🇺🇸 アメリカで軽トラを手に入れるには?
📅 「25年ルール」を活用!
アメリカで軽トラを合法的に公道走行させるには、初年度登録から25年以上経った車を輸入する必要があります。
例:2025年現在 → 1999年以前に製造された軽トラが対象
✅ 通関・登録の代行をしてくれる輸入業者を活用するのが安心です。
🛻 新しい軽トラは使えないの?
使えます!ただし、公道ではなく私有地や構内専用、またはATV(全地形対応車)としての利用になります。
21の州では、軽トラをATV扱いで登録できる抜け道があり、これにより最新モデルの軽トラでも合法的に運用可能。
⚠ 注意点:
- 高速道路は走行NG
- 速度制限(時速80km以下など)あり
- 州によってルールが異なるので事前確認が必須
🧰 信頼できる輸入業者を選ぼう
- 日本車に詳しい業者
- 通関・登録までサポートしてくれるところ
- 英語対応のメカニックやパーツ供給体制があると安心
また、部品の調達やメンテナンスのしやすさも、購入前にチェックしておきたいポイントです。
✅ 軽トラは「買ってからが楽しい」車!
軽トラはただの道具ではなく、カスタム・改造・実用・趣味を全部楽しめる“相棒”のような存在。
あなたのライフスタイルに合わせて、ピッタリの一台を見つけてみてください!
✅まとめ|軽トラは世界でも愛される“働く相棒”だった!
軽トラック。日本ではどこにでもある“当たり前の車”ですが、
アメリカをはじめとする海外では、驚きとともに歓迎されている存在になっています。
その理由は、
- 小さくても圧倒的に使える実用性
- コスパと燃費に優れた経済性
- カスタム自由自在な拡張性
- そして、トラックとしての本格構造を持つ信頼性
まさに「働く車」の王道ともいえる性能を、小さなボディにギュッと詰め込んだのが軽トラなんです。
しかも、それが今、海外のJDMファンやDIY愛好家の心をつかんで離さない。
農作業、工事現場、レゴランド、キャンピングカー、キッチンカー、そしてカスタムカーイベントまで――
用途は無限大。「軽トラはこんなこともできるの!?」という驚きが、世界中に広がっています。
もしあなたが「ちょっと軽トラ気になるな…」と思っているなら、
それは**“先見の明”かもしれません。**
軽トラは、間違いなくこれからも進化しながら、日本と世界をつなぐ“働き者”であり続けるでしょう。
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よくある質問
- Q軽トラックってアメリカの公道でも走れるの?
- A
はい、条件を満たせば合法的に走れます。
アメリカでは「25年ルール」という規制があり、製造から25年以上経過した車両であれば、輸入・登録・公道走行が可能になります。
それ以外の新しいモデルでも、一部の州ではATV(全地形対応車)として登録して使用することもできますが、その場合は高速道路走行や速度制限などの条件付きになります。
- Q軽トラって実際にどんな人が使ってるの?
- A
日本では農家や工務店の方、アメリカではDIY派やアウトドア好きに人気です。
日本では日々の作業に欠かせない“足”として使われ、アメリカではキャンピングカーやフードトラックのベース車両、また趣味車としても注目を集めています。
「小さくて安いのに、本格的なトラック」というギャップがウケているんです。
- Q軽トラの寿命ってどれくらい?長く使えるの?
- A
メンテナンス次第で20万km以上走る車両もあります!
軽トラはエンジンや構造がシンプルなため、こまめなオイル交換や下回り防錆処理を行えば、長寿命化が可能です。
特にフレームが頑丈なので、ボディにサビが出ても走行には影響しにくいのもポイントです。






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