1. はじめに
ディーゼル車と聞くと「燃費がいい」「トルクが強くて力強い走りができる」といったイメージを持つ方が多いと思います。
実際、高速道路の長距離ドライブや重い車体を動かすシーンでは、そのメリットを大きく感じられるはずです。
ただし、ディーゼル車にはちょっとした落とし穴もあります。それが「ススの蓄積」です。
クリーンディーゼル技術の進化で排気ガスはきれいになったものの、実はその裏でエンジン内部にはススが溜まりやすい仕組みになっているんです。
本記事では、ディーゼル車にススが溜まる理由や仕組みをわかりやすく解説するとともに、
普段の乗り方やメンテナンスでできる対策についても紹介していきます。
「ディーゼル車を長く快適に乗りたい!」という方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
2. ディーゼル車の特徴
まずはディーゼル車の基本的な特徴を、ガソリン車との違いを交えて見ていきましょう。
メリットもあればデメリットもあり、知っておくことで「思っていたのと違った…」という失敗を防げます。
ディーゼル車のメリット
- 燃料費が安い: 軽油を使用するため、レギュラーガソリンより安く経済的。
- 燃費が良い: 同じ排気量のガソリン車より燃費性能に優れることが多い。
- 力強いトルク: 低回転から大きなトルクを発生するため、発進や坂道、高速巡航で余裕のある走りができる。
ディーゼル車のデメリット・注意点
- 最高回転数が低い: 4,500回転程度が限界で、スポーティーな高回転フィーリングは苦手。
- 音と振動: 圧縮着火方式によるガラガラ音や振動があり、静粛性はガソリン車に劣る(ただし最近のモデルは改善傾向)。
- 車両価格が高い: 同グレードのガソリン車に比べ、50〜100万円以上高いこともある。
- 維持費が高くなりやすい: 自動車税や保険料が高めになる傾向があり、オイル交換の頻度も多め。

このように、ディーゼル車は「燃費とパワーに優れるが、メンテナンスコストや静粛性に課題がある」という特徴があります。
次の章では、そんなディーゼル車を支える「クリーンディーゼル技術」について解説していきます。
3. クリーンディーゼルとは
一昔前のディーゼル車といえば「黒煙を吐く」「環境に悪い」というイメージが強かったですよね。
しかし現在のディーゼル車は「クリーンディーゼル」と呼ばれ、厳しい排ガス規制をクリアした環境性能の高いエンジンを搭載しています。
クリーンディーゼルを実現する技術
- コモンレールシステム: 燃料を霧状にして噴射し、燃え残りを減らす。
- DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター): 排気ガスに含まれるススをキャッチし、定期的に燃やして浄化する。
- SCRシステム: 尿素水「AdBlue」を使って有害なNOxを無害な窒素と水に変える。
- EGR(排気ガス再循環装置): 排気ガスを再利用して燃焼温度を下げ、NOxの発生を抑える。
これらの技術によって排ガスはクリーンになりましたが、その代償としてエンジン内部にススが溜まりやすいという新たな課題が生まれました。
燃焼を助けるアイテム
ススの発生を少しでも抑えるには、燃焼効率を高めてあげることが大切です。
そこでおすすめなのがディーゼル用の添加剤です。燃料に混ぜることで燃え残りを減らし、エンジン内部をクリーンに保ちやすくしてくれます。
アイシン(AISIN) 車用 ディーゼル添加剤
燃料に混ぜるだけで燃焼効率を高め、ススや汚れの発生を抑えてくれる添加剤。街乗りが多い方や加速が重いと感じる方におすすめです。
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「走りがちょっと重いな」と感じ始めた方や、街乗りが多い方に特におすすめです。
4. なぜススが溜まるのか?
「クリーンディーゼル」とはいえ、ガソリン車に比べてスス(PM:微粒子状物質)が発生しやすいのは事実です。
特に最近のディーゼル車は排気ガスをきれいにするための装置が多く搭載されており、その仕組みがスス蓄積の原因にもなっています。

EGR(排気ガス再循環)の影響
ディーゼル車の排気ガス浄化に欠かせない装置のひとつがEGRです。
これは排気ガスの一部を再び吸気側に戻して燃焼温度を下げ、NOxの発生を抑える仕組みですが、このときススも一緒に循環してしまいます。
その結果、吸気バルブやインテークにススが付着しやすくなるのです。
走行環境による違い
- 街乗り中心: 短時間走行や低速走行では高圧EGRが多く働き、ススが溜まりやすい。
- 高速巡航中心: 低圧EGRが優先され、DPFを通ったきれいな排気ガスを再利用するため、ススが溜まりにくい。
トレードオフの関係
以前はマフラーから黒煙として外に出ていたススを、いまはエンジン内部で抱え込むことで排気ガスをクリーンにしています。

つまり「外の空気はきれいになったけれど、車の中には溜まりやすい」というトレードオフがあるわけです。
5. ススが溜まるとどうなる?
ススの蓄積はすぐに大きなトラブルを起こすわけではありませんが、少しずつエンジン性能や燃費に悪影響を与えていきます。
気づかないうちに「なんだか加速が鈍い」「燃費が落ちた」と感じることが増えるのは、ススが原因であるケースも多いです。
スス蓄積の主な影響
- 燃費の悪化: 燃焼効率が下がり、同じ距離を走るのに燃料が余計に必要になる。
- 出力低下: 吸気系が詰まり気味になり、アクセルを踏んでもパワーが出にくくなる。
- エンジン不調: 走行距離が伸びると、アイドリング不安定や警告灯点灯などにつながる。
このようなトラブルを防ぐには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にエンジンオイルは、ススや汚れを取り込みながらエンジンを守る重要な役割を担っています。
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ディーゼル車特有のススや汚れを分散させ、エンジン内部をクリーンに保つ設計のオイル。
高温走行や長距離運転でも安定した性能を発揮します。
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オイル交換のサイクルを守ることはもちろん、ディーゼル専用オイルを選ぶことでスス対策がしっかりでき、エンジン寿命を延ばすことにもつながります。
6. ススを防ぐための正しい乗り方
ディーゼル車の寿命を縮める大きな原因が「ちょい乗り中心の使い方」です。
短距離走行ばかりだとエンジンが温まりきらず、DPFの自動再生も働きにくいため、ススが溜まりやすくなってしまいます。
スス蓄積を防ぐポイント
- 定期的に長距離ドライブを取り入れる: 高速道路を30分以上走ることで、DPFの自動再生がスムーズに働きます。
- アイドリング放置は控える: エンジンが低温のままだと燃焼効率が下がり、ススが増えやすい。
- 加速時はしっかり回す: 必要に応じてアクセルを踏み込み、エンジンを高めの回転まで使うと燃え残りが減る。
- オイル交換をサボらない: ディーゼル車は特にオイル管理が重要。ススを抱え込んだまま放置するとエンジンにダメージが及びます。
「買い物や送迎でしか乗らない」という方は、意識的に月に1〜2回ほど高速道路を走らせてあげると安心です。

このちょっとした習慣が、長く快適に乗り続けるための大きなポイントになります。
7. DIYチェック&メンテナンス
「なんとなく加速が鈍い」「警告灯が点いた」――そんなときに役立つのがOBD2診断機です。
車のコンピューターにアクセスしてエラーコードを読み取り、DPFやEGRの状態を確認できるので、ディーゼル車には特に心強いアイテムです。
OBD2診断機でできること
- DPFの詰まり具合や再生状況をチェック
- エンジンチェックランプの原因を確認
- 燃費や吸気温度などのリアルタイムデータを表示
TOPDON obd2 診断機 日本語対応
初心者でも使いやすい日本語対応の診断機。エラーの読み取りや消去ができ、ディーゼル車のDPF再生管理にも対応。
「整備工場に持ち込む前に、自分で状態を確認したい」という方におすすめです。
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エンジン内部の状態は外からは見えませんが、診断機を使えば「見えない不調」を早めに察知できます。
大きなトラブルを防ぐためにも、ひとつ持っておくと安心です。
8. まとめ
ディーゼル車は燃費の良さや力強い走りといった魅力がある一方で、どうしても「ススの蓄積」という特有の課題を抱えています。
これはクリーンディーゼルの仕組み上避けられないものですが、乗り方やメンテナンス次第で大きく変わります。
この記事のポイント
- ディーゼル車は低回転トルクや燃費で優れるが、ススが溜まりやすい。
- 街乗りやちょい乗り中心だとススの蓄積が進みやすい。
- 長距離ドライブや高速走行を取り入れるとDPFが自動再生しやすい。
- 添加剤・専用オイル・OBD2診断機で予防&早期対応が可能。
つまり、正しい知識とちょっとした工夫があれば、ディーゼル車は長く快適に乗り続けられるということです。
燃費やパワーを楽しみながら、大切な愛車を長持ちさせてくださいね。
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よくある質問
- Qディーゼル添加剤は毎回入れるべき?
- A
毎回必須ではありませんが、走行距離が多い方や街乗り中心の方には定期的な使用がおすすめです。
目安としては数千キロに一度、給油時に入れてあげると効果的です。
- Qちょい乗り中心でもススを防ぐ方法はある?
- A
完全に防ぐのは難しいですが、月に1〜2回ほど高速道路を30分以上走行するとDPF再生が進みやすくなります。
あえて「長めに走らせる日」を作るのがポイントです。
- QOBD2診断機は素人でも使える?
- A
はい、基本的な操作はとてもシンプルです。車のOBDポートに接続し、画面の指示に従うだけでエラーチェックが可能です。
「チェックランプの原因を知りたい」「DPFの状態を確認したい」という場合にも役立ちます。






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