はじめに
寒い季節になると、空気が乾燥して静電気が発生しやすくなります。
そんな中でセルフのガソリンスタンドを利用するとき、知らず知らずのうちに危険な行為をしてしまっている人は少なくありません。特にガソリンは非常に引火性が高く、ほんの小さな火花でも大きな事故につながる可能性があります。
「最後の一滴まで入れたい」「寒いから手袋をしたまま給油したい」といった行動が、実は大きなリスクを伴うことをご存じでしょうか。
本記事では、冬の乾燥時期にセルフ給油で注意すべき危険行為と、安全に給油するための正しい手順をわかりやすく解説します。
給油はちょっとした意識の違いで安全性が大きく変わります。この記事を読んで、安心してセルフスタンドを利用できる知識を身につけましょう。
冬のセルフ給油で特に危険な行為
冬の乾燥した時期は、普段なら問題にならないような行動でも、静電気や引火のリスクが一気に高まります。ここでは、特に注意すべき代表的な危険行為を挙げます。
1. ノズルを給油口に打ち付ける
給油ノズルを勢いよく差し込んだり、給油後にガチャッと強く戻すのは絶対にNGです。
金属同士がぶつかると小さな火花が発生することがあり、そこにガソリン蒸気が漂っていると引火の危険があります。
特に冬場は静電気がたまりやすく、火花の発生リスクが高まります。
2. 静電気が発生しやすい手袋を着用して給油
寒いからといって、ウールや化繊など静電気を帯びやすい素材の手袋をつけたまま給油するのも危険です。
もし防寒対策をするなら、静電気防止加工がされた手袋や、セルフ式ではなくフルサービス式のスタンドを利用しましょう。
3. 給油中のスマホ操作
一見関係ないように思えますが、スマートフォンの使用は静電気や電子機器による火花のリスクだけでなく、注意力が散漫になることでも危険です。
給油中はスマホを触らず、安全作業に集中しましょう。
静電気による引火リスクと発生メカニズム
静電気は身近な現象ですが、ガソリンスタンドでは命に関わる危険要因になり得ます。
ここでは、なぜ静電気が給油時に危険なのか、その仕組みを簡単に説明します。
1. 冬は静電気がたまりやすい
冬場は湿度が低く、空気中の水分が少ないため、体や衣服に帯電した電気が放電されにくくなります。
その結果、車から降りて給油機に触れた瞬間や、ノズルを給油口に差し込む瞬間に火花が飛びやすくなります。
2. 摩擦で発生する帯電
車のシートから降りるとき、衣服とシートが擦れることで静電気が発生します。
特に化学繊維のジャケットやセーターは帯電しやすく、気づかないうちに体が電気をためこんでいることがあります。
3. ガソリン蒸気の危険性
ガソリンは液体そのものよりも、蒸発した気体(ガソリン蒸気)が引火しやすい性質を持っています。
給油口付近にはこの蒸気が漂っているため、ほんの小さな火花でも一気に燃え広がる危険があります。
安全に給油するための正しい手順
静電気や火花による引火リスクを減らすためには、ちょっとした手順の徹底が大切です。
以下の流れを守ることで、安全性が大きく向上します。
1. 静電気除去シートに触れる
給油を始める前に、必ず給油機についている静電気除去シートに触れましょう。
これで体にたまった電気を逃がすことができます。
一瞬だけでなく、1〜2秒程度しっかり触れるのがおすすめです。
2. キャップをゆっくり緩める
給油口のキャップは一気に開けず、少しだけ緩めてガソリン蒸気を逃がします。
「プシュー」という音が落ち着いてから完全に開けると、安全性が高まります。
3. ノズルは優しく差し込む
勢いよく差し込むと金属同士がぶつかって火花の原因になります。
ノズルはゆっくりと、まっすぐ差し込むのが基本です。
4. 給油中はスマホや喫煙をしない
スマホ操作は静電気や電子機器の火花だけでなく、注意力の低下にもつながります。
もちろん、喫煙は絶対に厳禁です。
5. 給油後はノズルをそっと戻す
給油が終わったら、ノズルを優しく元の位置に戻し、キャップがしっかり閉まっているか確認しましょう。
締め忘れは燃料漏れやにおいの原因になります。
寒さ対策の工夫
冬の給油でつらいのが、冷たい金属ノズルや冷気による手のかじかみです。
しかし、防寒対策を間違えると、かえって危険を招くことがあります。安全と快適さを両立させる方法を見ていきましょう。
1. フルサービス式スタンドを利用する
どうしても寒さが苦手な場合は、セルフ式ではなくスタッフが給油してくれるフルサービス式を利用しましょう。
自分でノズルを触らないため、静電気や火花のリスクを避けられます。
2. 静電気防止加工の手袋を使う
防寒のために手袋を使うなら、ウールや化学繊維ではなく静電気防止加工が施された製品を選びましょう。
ホームセンターやカー用品店で入手可能です。
3. 給油前に体の帯電を逃がす習慣をつける
給油機に触れる前に、金属のドアや車体部分に手を触れて静電気を逃がすのも効果的です。
このひと手間で火花のリスクを大幅に減らせます。
まとめ
冬の乾燥した時期は、セルフ給油において静電気による引火リスクが特に高まります。
ノズルの打ち付けや静電気を帯びやすい手袋の使用、給油中のスマホ操作など、何気ない行動が危険を招くことを忘れてはいけません。
安全に給油するためには、以下のポイントを守りましょう。
- 給油前に静電気除去シートに触れる
- キャップはゆっくり緩めて蒸気を逃がす
- ノズルは優しく差し込む
- 給油中はスマホや喫煙をしない
- ノズルをそっと戻し、キャップを確実に閉める

そして、防寒対策は静電気防止加工の手袋やフルサービス式の利用など、安全性を損なわない方法を選ぶことが大切です。
ほんの少しの意識と行動で、給油時の事故は防ぐことができます。
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よくある質問
- Q静電気除去シートに触れれば完全に安全ですか?
- A
静電気除去シートは体にたまった電気を逃がす効果がありますが、完全にゼロにできるわけではありません。必ず給油前に触れることに加え、ノズルの扱いも慎重に行うことで安全性が高まります。
- Q冬以外でも静電気で引火することはありますか?
- A
冬ほど頻繁ではありませんが、湿度が低い日や化学繊維の衣服を着ている場合は季節を問わず静電気が発生する可能性があります。年間を通して静電気対策は意識しましょう。
- Q防寒のための手袋は本当に危険ですか?
- A
ウールや化学繊維など静電気を帯びやすい素材は危険ですが、静電気防止加工がされた手袋であれば比較的安全です。とはいえ、最も安全なのは素手での給油か、フルサービス式のスタンド利用です。






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